今季前半戦“スタメン落ち”からの大逆襲 指揮官交代で復活したライプツィヒの中盤戦士

ドルトムント戦でも大活躍を見せたライマー photo/Getty Images

テデスコ監督の下で躍動中

ジェシー・マーシュ前政権下でこそ苦しい時間を過ごしていた。しかし、RBライプツィヒの中盤戦士は今季途中から就任したドメニコ・テデスコ監督の下で一気にその評価を回復してきている。もう彼に今季前半戦の停滞感はない。

その選手とは、現地時間2日に行われたドルトムント戦でも2ゴール1アシストの大活躍を見せたオーストリア代表MFコンラート・ライマーだ。ユリアン・ナーゲルスマン前政権時までは、その高い守備強度を武器に1対1で無類の強さを発揮していた同選手だが、今季前半戦はベンチを温める機会が増えていた。マーシュ政権下におけるリーグ戦でのスタメン出場は僅か“3試合”。この状況を受けて、一時は現地で移籍の可能性も盛んに報じられていたことは記憶に新しい。

しかし、そんな苦しい時間を乗り越えて、現在のライマーは躍動している。昨年12月にテデスコ監督が就任すると、同選手はライプツィヒの中盤で再び重要な存在に。フル出場の機会こそそこまで多くないものの、新政権下ではここまで消化した公式戦14試合のうち8試合でスタメン出場を記録中。マーシュ政権下では苦しい時間を送ることとなっていたが、ライマーは見事にチームの中心へと返り咲くことに成功したのだ。
そして、そんなライマーのテデスコ政権下における躍動ぶりはデータサイト『WhoScored.com』による1試合平均評価点にも表れている。マーシュ前監督のチームでは公式戦出場15試合での1試合平均評価点が「6.45」しかなかった同選手だが、テデスコ政権へと移行してからの出場14試合では「6.96」にまで上昇。明らかに新政権下でのパフォーマンスは向上しており、今では押しも押されもせぬ中盤の要となっていると言えよう。

指揮官が交代したことでその評価を再浮上させているライマー。一時はどうなることかと思われたが、オーストリアの中盤戦士はライプツィヒで再び自分の能力を周囲に見せつけることとなっている。

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