かつては“17歳”の若さでブンデスデビューも…… デンマークで苦しむ元シャルケの宝石

かつてはシャルケでも活躍したマイヤー photo/Getty Images

トルコなどでも結果出ず

かつてはドイツ・ブンデスリーガでも屈指の逸材として、その将来を期待された選手だった。しかし、まだ26歳にしてこの元ドイツ代表MFは4大リーグ外で苦しい時間を過ごすこととなっている。かつてはその将来を嘱望されたものの、彼は再び大きなインパクトを残すことができぬまま、今後もひっそりと陰の薄いキャリアを過ごすこととなってしまうのか。

その選手とは、かつてシャルケで活躍していたMFマックス・マイヤーだ。2013年には17歳の若さでブンデスリーガデビューを果たし、翌年にはドイツ代表にも選出されていた同選手。しかし、鮮烈なデビューから9年の時間が経過した今、彼はトルコで存在感の薄い日々を過ごすこととなってしまっている。

下部組織時代から合わせてシャルケには9年間在籍して通算192試合に出場したものの、2018年にクラブとの関係悪化からクリスタル・パレスへと移籍することとなったマイヤー。ここが彼のキャリアにおいて大きなターニングポイントになったと言っていい。クリスタル・パレスでは2年半にわたってプレイしたものの、出場56試合で2ゴール3アシストの成績に終わったマイヤー。その後はケルンやフェネルバフチェに向かったものの、これらのクラブでも彼はかつての輝きを取り戻すことはできなかった。
そして、今冬にはフェネルバフチェからのローンでデンマーク1部のミッティランへと加入。しかし、ここでもマイヤーの立場は怪しい。移籍後にチームが消化したリーグ戦5試合のうち、同選手が出番を得たのは最初の2試合のみ。以降はメンバー外となる試合も出てきており、デンマークでも元ドイツ代表MFは苦しい時間を送ることとなっているのだ。

トルコ『skor』によると、そんなマイヤーに関しては所属元のフェネルバフチェも今夏のレンタルバックを拒否しているようで、現在の彼はまさに“崖っぷち”の状況。はたして、かつてシャルケで輝いていた才能は、このまま復活を遂げることなく消えていってしまうのだろうか。逆襲劇には期待したいところだが、マイヤーの運命やいかに。

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