昇格組で成長するドイツの次世代CB 20歳の屈強なエアバトラーに刮目せよ

ボーフムで着実な成長を見せているベラ・コチャップ photo/Getty Images

ボーフムで奮闘中

少し気が早いかもしれないが、この若者は数年後にドイツ代表でプレイすることも可能かもしれない。現時点ではまだそれほど知名度があるわけではないものの、ブンデスリーガの昇格組には昨今ひそかに評価を上げているセンターバックがいる。

その選手とは、U-21ドイツ代表DFアルメル・ベラ・コチャップ(20)だ。190cmのサイズを活かした空中戦をはじめ、地上戦でも類まれなる対人性能を備える同選手。昨季リーグ戦28試合に出場してボーフムの2部優勝に貢献すると、1部に昇格した今季もここまで18試合に出場。シーズン中盤戦には一度ベンチに回る時期もあったが、今では再び定位置を奪取してリーグで5番目に少ない失点数(37点)を誇るボーフムで重要な戦力となっている。

そんなベラ・コチャップが評価を上げているのは、その対人性能の高さゆえだ。データサイト『SofaScore』によると、今季ここまでの同選手はクリア数(73回:チーム1位)やデュエル勝率(63.85%:チーム1位)といった守備スタッツで印象的な数字を記録している。なかでも長身を生かしたエアバトルはさらに優秀で、空中戦勝率(69.57%)は70%近い水準をキープ。屈強なフィジカルを生かしたディフェンスを武器とする彼には、今季終了後に複数クラブからのオファーが舞い込むのではと独『Spox』も睨んでいる状況だ。
すでにドイツの世代別代表には名を連ねているが、いずれはA代表でも活躍できるほどのポテンシャルを備えた逸材DF。アルメル・ベラ・コチャップという男の名を今から覚えておいても損はないだろう。

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