浦和が待ち望んだユンカーの復活 エースの今季初ゴールで最前線が活発に

ユンカーのゴールで追加点を奪う photo/Getty Images

江坂のパスに反応したユンカー

浦和レッズはJ1第5節でジュビロ磐田と対戦。4ゴールを奪って4-1と勝利した。前線で攻撃の軸となったキャスパー・ユンカーが1ゴールを記録し、決定機を何度も生み出した。

今季初スタメンとなったユンカーは7分に決定機を迎えるものの、三浦龍輝に防がれてしまう。しかしそのCKから犬飼智也が先制ゴールを決めると、1点をリードして迎えた11分、前線でボールを奪ってカウンターを仕掛け、江坂任のボールにユンカーが反応する。

一度は三浦にセーブされてしまうが、こぼれ球を拾ったユンカーがシュートを放ちゴールネットを揺らす。ゴール前で混戦になりながら、自身の技術力の高さを見せ、丁寧にコントロールして利き足と逆の右足でシュートを決めた。

先制ゴールからわずか3分での追加点は、チームを勢いづけるのには十分すぎる結果だった。その後はアレクサンダー・ショルツ、ダヴィド・モーベルグのゴールも生まれ、北欧の助っ人が全員が得点を決めて大勝となった。

高いテクニックでゴールを奪ったユンカー。今試合は45分の出場で何本もチャンスを作った。決定機を決められないシーンも目立ち、今後はコンディションの向上にも期待される。彼がゴールを量産できるストライカーであることは昨シーズンに証明済みだ。ユンカーが入ったことで攻撃の軸が生まれ、江坂任や小泉佳穂との良い位置関係も見られた。序盤戦は厳しいスタートとなった浦和だが、彼の復調がチームの成績アップにつながっていく。

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