浦和の初勝利を手繰り寄せた移籍後初ゴール 馬渡和彰の器用さと技術の高さは大きな武器だ

古巣対戦でゴールを決めた馬渡 photo/Getty Images

湘南戦で今シーズン初ゴールを記録

浦和レッズはJ1第3節で湘南ベルマーレと対戦。2点を決めて浦和が今シーズン初勝利を手にした。追加点を決めたのは、今試合でサイドハーフやウイングバックでも起用された馬渡和彰である。

今試合はサブからのスタートとなった馬渡。1点をリードした60分に大畑歩夢と途中交代すると、左サイドハーフで出場する。前節までは左サイドバックで先発していた馬渡だが、この試合では攻撃面においても自身の高いポテンシャルを発揮する。

馬渡の投入後に左サイドバックへと移った明本考浩とともに、攻守で運動量豊富に左サイドを走り切る。83分には犬飼智也を投入して5バックの左としてウイングバックを務めると、87分には再びFWに戻った明本のパスを受けてゴールネットを揺らし、勝利を決定づける得点を記録した。

前節の川崎フロンターレ戦に続いて古巣対戦となった馬渡は、移籍後初ゴールでチームの勝利に貢献した。正確なトラップからシュートまで彼の技術の高さを遺憾なく発揮するゴールだったといえる。左右のサイドバックとサイドハーフを務められる馬渡は、リカルド・ロドリゲス監督にとっても貴重なプレイヤーの1人だ。2試合連続でゴールに絡んだ男のキックから、今季は多くの浦和の得点が生まれることだろう。

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