柏の“オルンガ・ロス”に終止符を ドウグラスが新たな最前線の核となる

今季の柏ではドウグラスが攻撃の核となるか photo/Getty Images

横浜FM戦ではあらゆる役割をこなしてみせた

昨季、柏レイソルにとって大きな問題点のひとつなっていたのが最前線で起点となれる選手の不在だった。2020年シーズンにJ1得点王を獲得したFWオルンガを失って以降、同クラブは攻撃陣の中核を担う存在を探し続けていた。

しかし、今季の柏はついにその悩みから解放されるのだろうか。オフシーズンにヴィッセル神戸から獲得したFWドウグラスは、開幕からの2試合で非常にポジティブなパフォーマンスを見せている。

なかでも、27日に行われたリーグ戦第2節の横浜F・マリノス戦におけるドウグラスのパフォーマンスは非常にポジティブなものだった。この試合に2トップの一角として先発出場を果たした同選手は、自身があらゆる武器で勝負できることを証明。35分に鋭い突破を仕掛けてマッチアップしたDF畠中槙之輔の2枚目のイエローカードを誘発すると、60分には待望の移籍後初ゴールもゲット。それでいて精力的に守備にも走り、攻守にわたって存在感を示すこととなった。
そんなドウグラスのパフォーマンスには、データサイト『SofaScore』もチーム2位タイとなる評価点「7.6」をつけている。こうした部分からも、彼が柏にとっていかに重要な存在だったかは窺い知ることができるだろう。今後もこのパフォーマンスを継続できるようであれば、ドウグラスは柏の“オルンガ・ロス”による悩みを解消する存在となれるはずだ。

ここまでの2試合では、その空中戦勝率も76.92%という印象的な数字を残しているドウグラス。昨季こそオルンガ退団のダメージに苦しんでいた柏だが、彼によってその状況は変わったのか。新加入FWの大暴れには今後も期待したいところだ。

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