スコットランドのレベルは低くない? ドルトムントを“6発粉砕”のレンジャーズが見せた実力

ドルトムントを撃破したレンジャーズ photo/Getty Images

欧州の強豪とも渡り合う力を持つ

スコットランド国内リーグのレベルは如何程なのか。これはセルティックに前田大然や旗手怜央ら日本人選手4名が加わったこともあり、日本でも関心を集めている。

国内リーグ全体の競争力はあまり高いとは言えず、セルティックとレンジャーズの2強と互角に渡り合えるクラブは見当たらない。ただ、両チームのレベルが低いとまでは言えないだろう。

大きな自信となったのは、24日に行われたレンジャーズVSドルトムントのヨーロッパリーグ・プレイオフ2ndレグだ。1stレグを敵地で4-2と制していたレンジャーズは、ホームでも2-2のドローに持ち込み、2戦合計6-4で決勝トーナメント進出を決めた。

ドルトムントが国内リーグで不安定だったとはいえ、この結果を予想していたサッカーファンは少ないだろう。戦力的にはドルトムントの方が明らかに上だ。

しかしレンジャーズは組織としてまとまったパフォーマンスを披露し、ドルトムントから2試合で6点も奪ってみせた。スコットランドのサッカー界全体にとって大きな勝利だったのは言うまでもない。

英『BBC』によると、レンジャーズOBのリチャード・フォスターは「ファンタスティックなパフォーマンスだった。2ndレグの後半ではギアを一段上げたね。チームは素晴らしいエネルギーをもって勝ちたいとの野心を示した。このゲームはスコットランドサッカー界にとって大きなものだ」とチームを称賛。

同じくOBのジェイムズ・マクファデンも「信じられない。後半のパフォーマンスは見事だった。彼らは2ndレグでも勝利に値したよ。見事にゲームをコントロールしたね。もうレンジャーズはどのクラブも恐れるべきではない。このコンペティションでドルトムント以上に怖いチームはほとんどないのだから」と称える。

ベスト16ではセルビアのレッドスター・ベオグラードと対戦するが、ドルトムントをも撃破したレンジャーズが恐れる相手ではない。もちろん楽には勝てないだろうが、レンジャーズには上位を目指すだけの力がある。

スコットランドを代表する名門の1つであるレンジャーズがドルトムントを撃破したのは大きな成果であり、国内だけで力を発揮するクラブではないと世界中に証明するゲームになったと言えるだろう。残念ながらセルティックはカンファレンスリーグを落としてしまったが、レンジャーズにはスコットランドサッカー界の意地をかけて是非ともヨーロッパリーグ上位へ食い込んでほしい。

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