“悲劇のヒーロー”となったケパ カラバオ決勝PKで登場も、キック外し指揮官は擁護

ケパはPKを決めることができず photo/Getty Images

11人目のPKキッカーとなるものの

チェルシーはカラバオカップ決勝でリヴァプールと対戦し、0-0からPK戦の末に敗れた。PK戦要員として投入されたケパ・アリサバラガは、PKを止めることができず最後は自身がキックを外して優勝を手にすることができなかった。

準決勝まではケパを起用してきたカラバオカップだったが、決勝では正GKであるエドゥアール・メンディをスタメンで使ったチェルシー。スコアレスのまま120分が過ぎようとした延長後半の終了間際、PK戦を見据えてケパが投入されることとなる。

しかしケパは最後までPKを止めることができなかった。リヴァプールが11人全員成功し、チェルシーもフィールドプレイヤー10人が成功した中で、キッカーとして出番がまわってくるもシュートは枠を外れ、タイトルを逃すこととなった。

まさに“悲劇のヒーロー”となってしまったケパ。トーマス・トゥヘル監督は同選手に対し、クラブ公式HPにて「もちろん、彼にとっては悔しいことだが、責めることなどはない」とコメント。ケパの起用について「前回のPK戦と同じように決断を下した。なぜなら、ケパがどれほど優れているか、毎日トレーニングをしている選手たちも知っているからだ」と擁護している。指揮官にも信頼されたうえでの起用であることは間違いない。ケパがこの経験を糧にさらなる成長を見せるか注目だ。

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