話題になるのは契約延長問題ばかり
昨季チームの中心として活躍していた頃の姿はどこへ消えてしまったのか。2020-21シーズンはACミランの中心的存在だったものの、現在のコートジボワール代表MFフランク・ケシエにあの頃の面影はない。
今季は開幕からミランとの契約延長問題が取り沙汰され、その周囲が落ち着かない状況が今なお続いているケシエ。その影響からか、21-22シーズンの同選手は昨季ほどの存在感を見せつけることができていない。ここのところ話題となっているのは、そのプレイよりも移籍の噂が中心。ミランでの存在感は相当に薄れている状況だ。
そして、そんなケシエの頼りない姿は現地時間25日に行われたウディネーゼ戦でも見て取れた。この試合でリーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした同選手だが、ピッチ上での存在感は皆無。特に前半戦はほぼ姿を消していたと言ってよく、後半も何かアクションを起こせばファウルを取られる状況となっていた。このパフォーマンスには伊『Gazzetta dello Sport』も厳しい評価を下しており、チーム最低タイとなる評価点「5」をつけている。
契約延長問題によって周囲からの視線が厳しくなっている節もあるが、昨季見せた輝きを考えれば間違いなく物足りない今季のケシエ。はたして、コートジボワールの万能MFはこの調子のままシーズン終了までを過ごすこととなってしまうのか。もう一度トップフォームを取り戻してほしいところだが、その運命やいかに。