ヴラホビッチ、モラタ、ディバラへの期待
今冬にフィオレンティーナからFWドゥシャン・ヴラホビッチを加えたユヴェントスはどこまで攻撃力を高められるだろうか。
伊『Gazzetta dello Sport』は、スーパートリデンテ完成へ期待をかけている。このスーパートリデンテとは、ヴラホビッチ、アルバロ・モラタ、パウロ・ディバラの3枚で構成される3トップのことだ。
まずヴラホビッチはここまでリーグ戦18得点を記録しており、単純に得点力が増すと期待される。加えて注目されているのがファウル数で、ヴラホビッチは今季セリエAで6番目に多い49回のファウルを受けている。
ヴラホビッチの下でセカンドストライカー的働きが期待されるモラタは、そのヴラホビッチをも上回る53回のファウルを受けており、同メディアはユヴェントスにセットプレイのチャンスが増えるはずと見ている。これを活かせるかは分からないが、エリアに近い位置ならばディバラの左足で狙うことはできる。
ディバラのパフォーマンス向上にも期待はかかっており、ここまでディバラはセリエAで4番目に多い71本のシュートを放っている。ヴラホビッチは2番目に多い75本を記録しており、この2人が揃う意味は大きい。
そこに今季セリエAで6番目に多い58本のクロスを放っているファン・クアドラードも加わることで、ヴラホビッチの高さを活かす攻撃のオプションも増えてくる。
すでにヴラホビッチはユヴェントスで得点も奪っており、スタートは上々だ。同メディアもユヴェントスで派手なトリデンテ完成を期待しているようだが、トップ4フィニッシュへ力となれるか。前線の並びはセリエAの中でもトップクラスの豪華さだ(数字は『WhoScored』と『FBref』より)。