50試合で《41ゴール15アシスト》の大暴れ ウェストハム時代と違いすぎるハラーの躍動 

アヤックスで活躍するハラー photo/Getty Images

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オランダの地でワールドクラスFWに

ウェストハムは今のセバスティアン・ハラーをどう見ているだろうか。

ハラーは2019年から1年半ウェストハムに在籍し、54試合で14得点3アシストの成績を残した。すこぶる悪いわけではないが、期待に100%応えたわけでもない。ウェストハムは獲得に4500万ポンドも費やしていたが、2021年の冬にあっさりとアヤックスへ手放すことになった。

プレミアリーグとオランダ・エールディヴィジではレベルに差があるものの、アヤックス移籍後のハラーの活躍は見事だ。13日に行われたトゥエンテ戦がアヤックスでの通算50試合目となったわけだが、現時点での成績は41得点15アシスト。ウェストハム時代とは比較にならない数字となっている。
このトゥエンテ戦でもハットトリックを記録してチームの5-0勝利に貢献しており、現在エールディヴィジでは16得点で得点ランク首位だ。今季はチャンピオンズリーグ・グループステージでも10得点2アシストと暴れており、エールディヴィジ限定の活躍でないところも見事だ。

今ではワールドクラスFWと言っていいレベルにあり、センターフォワードの層が厚くないウェストハムには多少の後悔があるかもしれない。今のウェストハムに完成されたハラーがいれば、プレミアトップ4入りへ大きなピースになったのは間違いない。

アヤックスは23日にベンフィカとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグを控える。ベンフィカも強豪だが、優勝候補というわけではない。アヤックス本来の実力ならば倒せる相手のはずで、ハラーをさらに上のステージで見てみたいものだ。

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