2月からはCLの戦いも再開するが、複数コンペティションをどうする
センターフォワードのルカ・ヨビッチもそうだ。レアルの最前線にはカリム・ベンゼマが構えているが、ベンゼマの負担を軽減させられる選手がいない。ヨビッチも前述したカップ戦3試合すべてベンチに座ったまま終えており、今季全体でも457分間しかプレイタイムが与えられていない。1トップでは計算されていないのだろう。
中盤ではイスコも出番が増えない。ベンチには入っているのだが、今季のプレイタイムはヨビッチより少ない342分間だ。中盤もトニ・クロース、ルカ・モドリッチ、カゼミロの3枚が絶対的な存在となっており、代わりを務められる選手は見当たらない。イスコのテクニックはかなり高いレベルにあるが、アンチェロッティの下で出番を掴むのは厳しそうだ。
他にも今季限りの契約となっているDFマルセロ、レンタル移籍を繰り返してきたDFヘスス・バジェホ、怪我組も入れるならFWガレス・ベイル、FWマリアーノ・ディアスといった選手たちも信頼は得ていない。スペイン『MARCA』は姿を見せないスター選手たちが豪華だと取り上げているが、ビッグネームが揃う割に選手層は厚くない印象だ。
2月からはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントも始まるが、サブ組に出番は回ってくるだろうか。どこかでターンオーバーが必要な時がくるはずだが、アンチェロッティのプランに入っている選手はあまり多くないのだろう。