降格危機のエヴァートンがデル・アリを獲得 出場機会減少の英代表MFが救世主となるか

トッテナムから加入したデル・アリ photo/Getty Images

今季はわずか10試合出場にとどまる

エヴァートンはトッテナムからデル・アリの獲得を発表した。退団が決定的となっていたアタッカーの加入で、低迷するクラブを上昇気流に乗せられるだろうか。

MKドンズから2015年にトッテナムへと加入したデル・アリだが、今季は開幕から苦しいシーズンが続いていた。ヌーノ・エスピリト・サント監督の下で、開幕当初はインサイドハーフとして重用されていたものの、徐々に出場機会が限られていく。

指揮官がアントニオ・コンテに代わると事態はさらに悪化し、以前よりも出場時間が減少。コンテ就任後はわずか3試合の出場に終わるなど、今季はわずか10試合1得点にとどまっていた。

クラブが退団を容認していた中で、アリはエヴァートン移籍を選択。昨季は10位に終わり上位進出を目指していたエヴァートンだったが、今季は20試合で11敗を喫しており、暫定順位ながら16位、降格圏との勝ち点差4という苦しい状況に陥っている。フランク・ランパード監督を招へいするなど改革を進めており、アリも苦しいチームで早くからの活躍に期待がかかっている。

ランパード監督はチェルシー時代に[4-1-2-3]のシステムを採用しており、同選手もウイングやインサイドハーフでの起用が主となるだろう。突破力のあるアリの存在はチームでの貴重であり、主力が怪我から戻ってくれば彼らとのコンビネーションにも大いに注目されるはずだ。

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