数年前まで欧州屈指の“スーパーサブ”だったはずが アルカセルが直面する苦境

ビジャレアルで苦しい立場に置かれているアルカセル photo/Getty Images

今季はリーグ戦で無得点

数年前までは欧州でも屈指のスーパーサブとして活躍していたものの、今ではすっかりその面影も消えてしまった。いったい、ビジャレアルに所属するFWパコ・アルカセル(28)はどうしてしまったのか。

2018-19シーズンには当時所属していたドルトムントにて、途中出場が多かったにもかかわらず驚異のリーグ戦18得点を記録したアルカセル。その活躍を受けて当時はスペイン代表にも選出されていたのだが、今の同選手にその頃の面影はないと言っていい。21-22シーズンは現在所属しているビジャレアルにて、未だリーガ・エスパニョーラで無得点。怪我の影響による欠場も増えており、現時点でのリーグ戦出場はわずか9試合となっている。

昨季まではビジャレアルでも重要な戦力となっていたはずのアルカセル。しかし、彼の居場所は時間の経過とともに失われつつあると言えよう。そんななか、チームを指揮するウナイ・エメリ監督も彼に一定のチャンスを与えたが、今冬の放出を容認したとスペイン『MARCA』が伝えている。実際、現在はマジョルカへの移籍話が持ち上がっており、ビジャレアルは彼のことを戦力外とみなしているようだ。
アルカセルはこの移籍を拒否する構えとのことだが、ビジャレアルに残っても明るい未来が待っている可能性は限りなく低いだろう。はたして、数年前まで欧州トップレベルの“スーパーサブ”と呼ばれた男の未来はどうなってしまうのか。素直にマジョルカ移籍で再起を図るのが良い気もするが、元スペイン代表FWの運命やいかに。

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