意地でも降格回避へ サンテティエンヌは元マンCマンガラ、ボルドーはマルセロら緊急補強
最下位に沈むサンテティエンヌ photo/Getty Images
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両チームともフリーの実力者を補強
絶対に降格は許されない。現在フランスのリーグ・アンで最下位に沈むサンテティエンヌ、17位と降格圏が近いボルドーが懸命の補強に走っている。
サンテティエンヌが今冬に目をつけたのは、フリーになっている選手たちだ。まず今月1日には、かつてイングランドのクリスタル・パレスやWBAでプレイした経験を持ち、2020年の夏よりフリーになっていた33歳の元マリ代表FWバカリ・サコと契約を締結。
サコは2009-10シーズンから3シーズンをサンテティエンヌで過ごした経験も持っており、今回は古巣復帰となる。試合勘のところは気になるが、そんな悠長なことを言っている場合でもない。さっそくリーグ戦2試合に出場しており、古巣を降格圏から救い出すことが求められている。
マンCでプレイしていたマンガラ photo/Getty Images
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マンガラは30歳にしてフリーだった
さらにサンテティエンヌはマンチェスター・シティでもプレイし、バレンシアを離れた昨夏より無所属となっていた元フランス代表DFエリアキム・マンガラ(30)とも契約。マンガラのことを知っているサッカーファンは多いはずで、サンテティエンヌでは22戦43失点と苦戦する守備の立て直しが求められる。
守備陣にはセビージャを離れた昨夏よりフリーだった25歳のDFジョリス・ニャニョンも迎えており、まさに今冬の緊急補強といったところか。
さらに仏『Foot Mercato』によると、サンテティエンヌはトルコのチャイクル・リゼスポルに所属する35歳のフランス人FWロイク・レミー(35)獲得にも動いているという。かつてはチェルシーでもプレイしたアタッカーだが、今季はトルコ国内リーグで得点を奪えていない。クラブ側も戦力とは計算していないようで、最後の駆け込み補強としてサンテティエンヌに向かうかが注目されている。
17位ボルドーは現在マンチェスター・ユナイテッドDFフィル・ジョーンズ、ヴォルフスブルクMFジョシュア・ギラヴォギの獲得へ向けて動いているとされており、すでに今冬はリヨンとの契約を打ち切った34歳のベテランDFマルセロをチームに加えている。リーグ・アンでの経験も豊富なセンターバックだけに、リーグワーストの53失点と崩壊する守備の立て直しに貢献することが期待されている。
同じセンターバックのジョーンズ、守備的MFギラヴォギにも同様の期待がかけられるが、両クラブとも生き残ることはできるのか。降格回避へ勝負の後半戦だ。