ブラガで定位置を掴んでいる
カイル・ウォーカーやジョアン・カンセロのようにマンチェスター・シティのサイドバックにはワールドクラスの選手が揃っている。彼らは特に重要な選手であり、今後も重宝されることは間違いないだろう。
しかし、彼らに代われる存在としてオレクサンドル・ジンチェンコやネイサン・アケがいるものの、どちらもまだまだ改善の必要はある選手であり、新たな才能を見つける必要がある。そこでシティが期待しているのが、今季ポルトガルのブラガでプレイするDFヤン・コウト(19)だ。
ブラジルのコリチーバでデビューし、2020年にシティにやってきたコウト。昨季はスペイン2部のジローナにローン移籍しており、今季はブラガでプレイしている。ポルトガルでもスペイン同様に出場機会を得ており、ここまでチームで6番目のプレイタイムを得ている。
右のサイドバックを主戦場としている選手で今季は右ウイングバックとしてピッチに立っており、2アシストを記録している。ブラガは今季ポルトガルリーグで4位にクラブであり、コウトの実力の高さをうかがうことができる。
このまま好調を維持することができれば、22-23シーズンはイングランドでプレイしてもいいように思えるが、英『Manchester Evening News』ではコウトがプレミアでプレイするにはまだまだ時間が必要だと不安視している。
確かに168cmのサイズの小ささは気になる。何かと守備で批判されているカンセロも182cmであり、明らかにフィジカルが劣っていると感じたことはほぼない。
それでも、テクニックを生かしたドリブルスキルとカンセロのようにパスで局面を打開できる彼の能力は興味深い。ここまでのドリブル成功数10回はチームで5番目の数字であり、来季はトップチームで試すべきか。
コウトのスタイルは指揮官であるジョゼップ・グアルディオラの好みであることは間違いないが、今後はどのクラブでプレイすることになるか(データは『SofaScore』より)。