マンUセンターバック“1番手”からの転落劇 ガラスの才能となってしまったバイリーはどこへ行く

マンUでの成功が期待されていたバイリー photo/Getty Images

実力は確かなものがある

今から5年半前の2016年、マンチェスター・ユナイテッドは夏の市場でコートジボワール代表DFエリック・バイリーを獲得した。この時チームにはフィル・ジョーンズ、クリス・スモーリング、ダレイ・ブリント、マルコス・ロホらDFがチームに所属していたが、バイリーはすぐにファーストチョイスとなった。実力的にもセンターバック1番手だったのだ。

期待通りバイリーは1年目からヨーロッパリーグ制覇、リーグ杯制覇などに貢献。このまま長くマンUの最終ラインをリードしていく存在になるかと思われた。

しかし、その後のバイリーは負傷離脱する機会が急増。その間にハリー・マグワイアやヴィクトル・リンデロフ、昨夏にはラファエル・ヴァランまで加わり、バイリーの序列は4番手か5番手といったところだろうか。1番手の座から転げ落ちてしまった。
データサイト『WhoScored』によると、バイリーはマンUでの5年半で112試合にしか出場できていない。怪我で離脱していた期間は長く、稼働率はかなり悪くなっている。プレミアリーグでも20試合以上に出場したシーズンは初年度の2016-17シーズンのみだ。

英『Daily Mail』によれば、現在バイリーにはイタリアのミランが関心を示しているという。最終ラインの要であるシモン・ケアーを負傷で欠くミランにとって、バイリーのような実力者を加えられれば大きい。だが、あまりに多すぎる負傷癖は大きな心配事だ。

バイリーは身体能力も高い優秀なセンターバックなのだが、フルシーズン戦える日は再びやってくるだろうか。まだ27歳と若いだけに、再び最終ラインの柱としてプレイするバイリーの姿を見てみたいものだ。

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