ドイツは“GK大国”ではなくなったのか ノイアーの後継者はどうする

アーセナルで1番手ではなくなったレノ photo/Getty Images

レノはアーセナルで2番手に、テア・シュテーゲンは評価に伸び悩みも

ドイツ代表といえば、数年前はGKに優秀な人材が揃いすぎていると話題だった。2010年代のチームを支えてきたマヌエル・ノイアーと、バルセロナで成長したマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの守護神争いも世界的に大きな注目を集めたものだ。

しかし、その話題も最近は聞こえなくなってきた。今もドイツ代表ではノイアーが守護神を務めており、テア・シュテーゲンの方はバルセロナでやや評価を落としている印象だ。チーム成績も振るわず、絶好調のバイエルンでプレイするノイアーとは比較しづらいか。

それだけではない。EURO2020でもベンチに入っていたベルント・レノはアーセナルでポジションを失ってしまった。昨季はアーセナルでも守護神だったのだが、今夏には若いアーロン・ラムズデールが加入。あっさりとポジションを奪われてしまい、今のアーセナルでは若い最終ラインが話題の中心だ。

バルセロナのテア・シュテーゲンは実力者だが photo/Getty Images

ノイアーの次は誰が守護神に?

29歳のレノはカップ戦要員となっており、英『Evening Standard』は現状が変わらなければ今冬にもレノが移籍を模索する可能性があると指摘している。今も代表メンバーには招集されているが、アーセナルで出番を掴めていないレノを高く評価するのは難しいだろう。

最近ではフランクフルト所属の31歳GKケビン・トラップも招集を受けているが、ドイツ代表のゴールマウスを守るにふさわしいかは微妙なところ。2015-16シーズンには欧州制覇を狙うパリ・サンジェルマンにて出番を得ていたが、その後のパリはケイロル・ナバスやジャンルイジ・ドンナルンマといった大物を補強。トラップも今ではフランクフルトで少々影が薄いか。

現状では来年のワールドカップもノイアー体制で戦うことになりそうだが、その後のEURO2024へ向けて誰が守護神となっていくのか不透明なところもある。テア・シュテーゲンは候補者だが、絶賛されていた数年前の評価を取り戻す必要がある。

レノもアーセナルでのポジション奪取が難しいならば、新天地を求めるべきだろう。

今ではGK大国と呼ぶべきか迷うが、ドイツ代表の守護神はノイアーからどうバトンタッチされていくのか。バイエルンにてノイアーの守護神候補と期待された25歳のアレクサンダー・ニューベルも成長速度が遅く、今はフランスのモナコにレンタル移籍中だ。やはりノイアーの壁は高すぎたか、ドイツのGK陣も盤石とは言えない。

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