“36歳”なのにモドリッチはまだ全盛期? 「本当は22歳くらいなんじゃ……」

A・マドリード戦、巧みな守備でJ・フェリックスの突破を阻んだモドリッチ photo/Getty Images

チームメイトも驚く働きっぷり

一体、この男はいつまで最高級のパフォーマンスを披露し続けるのだろうか。2018年に33歳でバロンドールを受賞したテクニシャンは、あれから3年の月日が経過した今もなおレアル・マドリードの中盤を支配している。

そのテクニシャンとは、もちろんクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(36)のことだ。36歳となればいくらかパフォーマンスに翳りが見えてきそうなものだが、彼は現在も“全盛期”と言って差し支えないレベルを維持している。攻撃時には積極的にパスワークに関わり、守備時にも豊富な運動量を武器にピッチの広い範囲をカバーする。エレガントかつエネルギッシュなプレイスタイルは今も健在だ。

そして、そんなモドリッチの恐ろしさを改めて感じることができたのが、現地時間12日に行われたアトレティコ・マドリードとのダービーマッチだろう。この試合にフル出場を果たした同選手は、いつものようにハイレベルなビルドアップに加え、16分の場面では相手のパスをカットして先制点の起点に。そのほか、74分には自陣右サイドの深い位置でジョアン・フェリックスのドリブル突破を鮮やかに阻止してみせた。そのフル回転の働きぶりは、とても36歳とは思えないものだったと言っていい。
「モドリッチは36歳だと言われているけど、本当は22歳くらいなんじゃないかと思う」(スペイン『MARCA』より)

これは試合後にレアルのFWヴィニシウス・ジュニオールが残したコメントだ。チームメイトでさえも36歳とは信じられないほどのパフォーマンスを披露するモドリッチ。はたして、彼の辞書に“衰え”の2文字が載るのはいつになるのだろうか。このクロアチア代表MFは、まだまだ白い巨人の中盤で最高級の輝きを放ち続けることとなりそうだ。

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