サラーの先制点は彼の仕掛けから生まれた
UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第6節で、ミランと対戦したリヴァプールは2-1と勝利。同点ゴールを創出したアレックス・オックスレイド・チェンバレンは、中盤で大きな仕事を果たした。
1点ビハインドで迎えた36分、中盤でボールを受けたチェンバレンは、前を向くと自ら単独で仕掛けてミドルシュートを放つ。チェンバレンのシュートはGKに阻まれるも、こぼれ球を詰めたモハメド・サラーがゴールを決めて同点に追いついた。
今試合でインサイドハーフでスタメン出場したチェンバレンはフリーでボールを受けると、ディフェンスラインと中盤の間のスペースを狙ってドリブルを開始する。見事に抜き切るとシュートを放ってゴールへとつなげた。チェンバレンの技術力の高さと判断の良さが光ったシーンだろう。
今季は序盤戦で中盤に怪我人が続出してしまったが、その時期を支えたのがチェンバレンだ。彼が離脱せずに中盤を回して仕事を果たしたことで、プレミアリーグの2位やCL全勝の結果へとつながっている。
過去には膝のじん帯断裂という大怪我を乗り越えた同選手。離脱せずにチームで出場できることの重要性は本人が一番理解しているかもしれない。後半からは3トップの中央にも入っており、ユーティリティ性も発揮できる男は、チームにとって大切な存在だ。