登録ポジションはSBだがスタイルは変幻自在 チーム最多“33本のシュート”を放つシティの翼

今季のカンセロの活躍には驚かされる photo/Getty Images

今季大きく飛躍した選手の一人だ

今季も好調を維持しているマンチェスター・シティだが、キーマンとなっているのは3人のポルトガル代表だろう。最後尾ではルベン・ディアスが鉄壁の守備を見せており、中盤ではベルナルド・シウバが無尽蔵のスタミナで攻守に違いを見せている。そして、サイドではジョアン・カンセロが変幻自在のプレイスタイルから攻撃を活性化させている。

そのカンセロが今シーズンは素晴らしい活躍を見せている。以前も「カンセロ・ロール」と呼ばれる独特のポジションチェンジで躍動した選手だが、今季は左にポジションを移しており、ケビン・デ・ブライネのようなパスを供給してチャンスメイクを行っている。今季は特にシュートの意識が強いのかここまで33本のシュートを放っており、これはチームトップの数字だ。本職のストライカー不在がこのような記録を生んでいるのかも知れないが、驚きである(データは『FBref』より)。

そんなポルトガル代表DFだが、パスからのチャンスメイクを得意としている選手であり、エヴァートン戦で見せたラヒーム・スターリングへのアウトサイドパスでのアシストは話題となった。彼がいることでどこからでも好機を演出できる状態を作り出しており、攻撃が停滞することが少ない。トフィーズ戦、ウェストハム戦、アストン・ヴィラ戦ではチャンスメイカーと呼ばれるデ・ブライネやフィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュがコンディション不良で離脱していたが、攻撃に物足りなさを感じることはほぼなかった。それは後方からカンセロがチャンスを創出しているからであり、彼らの不在をサイドバックが埋めていた。

正確なパス精度にトップ下のようなアイデアを持つカンセロ。守備で批判を受けることの多い同選手だが、攻撃センスはずば抜けており、世界でも有数のSBとなったか。その実力でライバルであったオレクサンドル・ジンチェンコを大きく突き放しており、カンセロの成長は止まることを知らないようだ。

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