バルセロナのFW補強に進展? シティが興味を示すカンテラ出身の新星

今季バルセロナで頭角を現したニコ・ゴンザレス photo/Getty Images

動向に注目だ

何かとバルセロナから関心を寄せられることの多いマンチェスター・シティの選手たち。以前まではラヒーム・スターリングだったが、既にフェラン・トーレスへ話が移り変わっている。しかし、今回も前回のスターリング同様に高額な移籍金がネックとなっており、話はまとまりそうにない。

このように進展のないトーレスの移籍話だが、ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によればシティはバルセロナの選手を含めた金銭プラスでのトレードであれば、交渉に応じるとの姿勢を見せているようだ。そこで名前が挙がっているのが、MFニコ・ゴンザレスだ。

バルセロナのカンテラ出身であるニコは19歳と非常に若いプレイヤーだが、既にトップチームで出場機会を得ている実力者だ。中盤を本職とする選手であり、ロナルド・クーマン政権ではボランチで、シャビ・エルナンデス政権ではインサイドハーフでピッチに立っており、器用さがうかがえる。同時期にデビューしたガビと共に高い評価を得ており、既にリーグ戦では11試合に出場するなど、欠かせない存在となっている。

プレイスタイルでいえばチームメイトのフレンキー・デ・ヨングに近いか。後方ではボールを配球しつつ、推進力のあるドリブルやスペースへ抜け出すフリーランで攻守に貢献できるタイプだ。188cmとサイズもあり、バルセロナを長く支える選手となるだろう。

高い評価を得ているニコだが、トーレスとの対等でのトレードは難しいだろう。いくら素晴らしい選手とはいえ、プロでの実績は少なく、『transfer markt』によれば彼の市場価値は約10億円。約60億円の価値を持つトーレスとは大きな差がある。金銭なしの交渉を進めたいのであれば、デ・ヨングのような選手を候補としなければ厳しい。

FWの補強が急務なバルセロナだが、トーレスは現実的な案ではないか。スターリング同様に時間が経てば消えてしまう話題だといえるが、バルセロナは今度こそ本気で獲得を目指すのだろうか。

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