まだまだデ・ヘアの牙城は崩せない ワールドクラスのライバルを持つイングランド代表GKの挑戦

ヘンダーソンも優秀な選手だが現状では厳しい photo/Getty Images

新政権となりチャンスは与えられるか

ゴールマウスを守る守護神が優秀であればそれだけで有利となるが、マンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアはまさにそういった素晴らしいGKだ。昨季はディーン・ヘンダーソンにポジションを譲ることになった同選手だが、今季は序盤からスタメンを確保し、好調を維持している。直近のビジャレアル戦でも正GKとしてピッチに立つと、ビッグセーブを連発し、チームの勝利に貢献していた。この試合は2-0で無事勝利しているが、デ・ヘアのセーブがないと結果は変わっていたはずだ。

このように素晴らしいGKを保有しているマンUだが、もう一人優秀な人材がベンチを温めているGKディーン・ヘンダーソンだ。

赤い悪魔のアカデミーで育ったヘンダーソンは武者修行のローン移籍を経て、昨季トップチームに復帰している。20-21シーズンの終盤には出場機会を得ており、デ・ヘアに引導を渡したかに思われたが、負傷で開幕に出遅れてしまい、再びデ・ヘアに出場機会を譲ることになった。

そんなヘンダーソンの良さは現代型GKであることだ。ビルドアップでの貢献、スローイングからの攻撃参加、ロングボールに対する出足の早いカバーなどセービング以外ではデ・ヘアに勝っているといっていい。しかし、GKはそのセービングが最も重要であり、今季のデ・ヘアはビジャレアル戦でビッグセーブを連発したように当たっている。24歳と若いヘンダーソンが起用されてもいいように感じるが、好調のデ・ヘアを外すことは難しいだろう。

英『90min』によればウーゴ・ロリスと今季で契約の切れるトッテナムがヘンダーソンに興味を示しているとのこと。ベンチでの生活が続けばヘンダーソンは退団を希望しているといわれており、来夏の移籍市場で現実となる可能性は十分にある。

基本的に1試合で1人しか起用されないGK。怪我のようなアクシデントがなければデ・ヘアでなくヘンダーソンを起用するメリットはマンUに少なく、イングランド代表のことも考えれば移籍も悪くない選択か。

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