意外な人選か
監督にアントニオ・コンテが就任し、新チームとなったトッテナム。今季は開幕戦でマンチェスター・シティに勝った試合がピークであり、その後は悪い流れから抜け出せていない。コンテが就任したことで上位争いに戻れるといわれているが、どうなのか。
そんなスパーズだが、守護神であるウーゴ・ロリスとの契約が今季で満了となる。34歳となった大ベテランだが、まだパフォーマンスはトップフォームを保っており、フランス代表GKとの契約延長が理想だといえるが、クラブは新たなGKの獲得を目指している。
英『90min』によればそのターゲットはエヴァートンのGKジョーダン・ピックフォードのようだ。現状ではロリスに続く守護神としてアタランタからローン移籍でチームに加わっているピエルルイジ・ゴッリーニがいるのだが、彼も今季までの契約となっており、ピックフォードに白羽の矢が立った。
2017年からトフィーズに在籍するピックフォード。クラブでも代表でも守護神を任されている選手で、シュートストップと前線へのロングフィードを武器とする選手だ。セービングはイングランド代表として出場したEURO2020で証明されたが、逆に足元でボールを扱う技術の低さも露呈しており、評価が難しい選手となっている。代表ではアーセナルのアーロン・ラムズデールに立場を脅かされており、2022年のワールドカップ・カタール大会でどちらがゴールマウスを守っているかは予想が難しい。
そんなピックフォードだが、やはりその高いシュートストップの技術を買われているのだろう。スリーライオンズは彼のビッグセーブに何度も助けられており、EUROでは決勝の舞台まで駒を進めている。現代サッカーではどうしてもビルドアップでの貢献度が必要となるが、失点を許さない技術は必要であり、ピックフォードのステップアップも近いかもしれない。