出番がたった“13分”しかない男も プレミアでもがく4人の実力者

リヴァプールでプレイするゴメス photo/Getty Images

実力は高いが……

やはりイングランド・プレミアリーグはレベルの高いコンペティションだ。実力ある選手でも、ほとんどプレイタイムを確保できていないケースが見受けられる。

例えばマンチェスター・ユナイテッドで長らくもがくMFドニー・ファン・デ・ベークだ。

なかなか指揮官オーレ・グンナー・スールシャールの信頼を掴めぬファン・デ・ベークは、今季プレミアで15分しかプレイタイムが与えられていない。まさかこれほど苦しいマンチェスター生活になるとは本人も想像していなかっただろう。
同じマンUでは、FCポルトからやってきた左サイドバックのアレックス・テレスもリーグ戦で17分しか出番がない。

ファン・デ・ベークも出番がない photo/Getty Images

100分にも届かぬプレイタイム

怪我で出遅れた部分はあったが、ここまで出番がないのは想定していなかったか。左サイドバックの1番手はルーク・ショーのままで、クロスのスペシャリストとして知られるテレスの左足はかなり影が薄くなっている。

もっとプレイタイムの少ない選手だと、リヴァプールDFジョー・ゴメスもそうだ。

イングランド期待の若きDFのゴメスは、ここまでリーグ戦で13分しか出番がない。大黒柱のフィルジル・ファン・ダイク、ベテランのジョエル・マティプ、さらに今夏にはイブラヒマ・コナテが加入。ここまではライバルたちにかなり差をつけられてしまっている。

チェルシーでは、アトレティコ・マドリードからレンタルでやってきたMFサウール・ニゲスが躓いた。ここまでリーグ戦では48分間しか出番がない。首位を走るチェルシーは中盤にも名手がひしめいており、仕方がない部分もあるだろう。ここまでサウールのプレミア挑戦は大失敗だ。

果たして彼らはこの数字を変えられるのか。プレイタイムが100分にすら届いていないのは苦しく、忘れられた存在になってしまっている。

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