ドリブル技術はプレミアでも屈指のレベルに アーセナルを支える若きNo.10

アストン・ヴィラ戦でも優れたドリブル技術を披露したスミス・ロウ photo/Getty Images

攻撃を司るヤングガン

2021-22シーズンのスタートこそ少し躓いたものの、プレミアリーグでアーセナルが徐々に息を吹き返してきた。開幕から3連敗を喫していた頃の停滞感はどこへやら。第4節以降は4勝2分と、ガナーズは見事に復調している。

そんなアーセナルのなかでも、今注目したいのは攻撃を司るMFエミール・スミス・ロウ(21)だ。昨季途中から台頭し、今ではチームに欠かせない存在となっている同選手。今季は背番号10も継承し、いよいよチームの看板選手になった。現地時間22日に行われたリーグ戦第9節のアストン・ヴィラ戦でも1ゴール1アシストの活躍を披露し、その勢いは止まらない。今季のアーセナルといえば若く優秀な守備陣のイメージも強いが、前線で躍動する生え抜きの10番も見逃せない。

そして、特に見ておきたいのはそのドリブルテクニックだ。優れた視野の広さやポジションセンスなども魅力的なスミス・ロウだが、彼が備える能力のなかでも特筆すべきクオリティを誇るこの能力。パスを受け取ってから減速することなく相手の急所となるスペースへと侵入する技術は、リーグでも屈指のレベルにあると言っていいだろう。決して派手ではないものの、アストン・ヴィラ戦でもその特長を活かしたプレイは何度か見て取ることができた。30分に決定機を演出したシーンや56分に得点を奪ったシーンは、そんなスミス・ロウのドリブル技術が活きた場面だったと言っていい。

「スミス・ロウがドリブルをするとき、おそらく多くのDFが彼を捕まえられないだろう。ボールを持っていても、彼はまるでフリーランニングをしているのと同じくらい速いんだ。それでいて、彼はしっかりと自分の姿勢もコントロールすることができている。おそらく、ドリブルスピードの一点のみにかぎっていえば、リーグで彼よりも速い選手はいないんじゃないかな。そう思えるほどスミス・ロウのドリブルは素晴らしいよ。プレミアには才能に溢れた選手が数多くいるけれど、スミス・ロウも間違いなくそのうちの一人だね」(英『football.london』より)

そんなスミス・ロウのドリブルに関しては、かつてリヴァプールで活躍したジェイミー・キャラガー氏もこのように賛辞の言葉を送っている。プレミアには他にも多くのドリブラーが在籍しているが、やはりそのなかでも同選手は一、二を争う技術を備えているのか。

アーセナルで日に日に逞しくなっていく下部組織出身の背番号10。この調子でスミス・ロウがより大きな存在となっていくことに期待したいが、はたして彼は今後どこまでの成長を見せるのか。若きNo.10のさらなる進化が楽しみだ。

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