ルカク&ヴェルナー負傷でもこの男がいる チェルシーのピンチを救うテクニシャン

ルカクとヴェルナーが負傷したチェルシーだが、代役としてハフェルツの奮闘に期待がかかる photo/Getty Images

最前線は彼に任せるべし?

現地時間20日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のマルメ戦にて、痛すぎるアクシデントが2度も起こってしまったチェルシー。そのアクシデントとは、FWロメル・ルカクとFWティモ・ヴェルナーの立て続けの負傷交代だ。今季同クラブの最前線はこの2人を中心に回していく予定だったはずだが、わずか1試合で彼らはその両名を同時に失うこととなっている。

現時点でこの2名の怪我の程度は不明だが、もし両者ともに戦線離脱を強いられることとなればチェルシーにとってはかなりの痛手であることは間違いない。3日後の現地時間23日にはプレミアリーグ第9節のノリッジ・シティ戦も控えており、この試合でトーマス・トゥヘル監督は前線のチョイスに悩まされることとなるかもしれない。

しかし、そんなチームの危機を若きテクニシャンが救うのか。負傷した2名の穴を埋める奮闘に期待したいのはMFカイ・ハフェルツだ。このマルメ戦でも、負傷したルカクに代わって23分から最前線のポジションに入った同選手。昨季からこのポジションは務めていたが、彼は任された役割を見事に全うしてみせた。
後半開始早々の48分には、スピードに乗った抜け出しから技ありのシュートを沈めてこの日チーム3点目となるゴールをゲット。ルカクとタイプこそ異なるものの、ボールを受けるタイミングやポジションも絶妙で、彼は間違いなくこの試合における勝利の立役者の一人だったと言っていい。

ルカクとヴェルナーの同時負傷というアクシンデントに見舞われたチェルシーだが、彼らが不在となってもその穴はハフェルツが埋められる。このマルメ戦における彼のパフォーマンスは、周囲にそう思わせるのには十分だった。もちろん長期的な選択肢とはいえないかもしれないが、急場を凌ぐには十分なハフェルツという選択肢。今季もチェルシーでは若きテクニシャンが最前線で躍動する姿が見られそうだ。

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