9番のファーストチョイスは彼で決まり デ・ブライネを凌駕するマンCのヤングスター

攻守において圧倒的なパフォーマンスを披露している photo/Getty Images

存在感で勝っている

CLのグループステージではライプツィヒ、パリ・サンジェルマン、クラブ・ブルージュと同組となったマンチェスター・シティ。ここまで1勝1敗で来ており、第3節のクラブ・ブルージュ戦は非常に重要となるが、期待の若手であるコール・パルマーの得点を含む5ゴールで大勝を収めた。攻撃陣が非常に機能しており、プレミアでの次節ブライトン戦でも楽しみだ。

そんな攻撃陣をけん引したのがFWフィル・フォーデンだ。[4-3-3]の9番での先発となったが、各所に顔を出して好機を創出。インサイドハーフの位置からディフェンスラインの裏へ通すミドルパスが冴えわたっていた。先制点のジョアン・カンセロのへのアシストがまさしくそういったミドルパスであり、終始攻撃を操っている。マンチェスター・ユナイテッドで活躍したロイ・キーンにはその正確なパスからアメリカンフットボールのクォーターバックのようだと称賛されており、彼への評価は高まっている。また、ストライカーのような裏への抜け出しも頻繁に行っており、得点は取れなかったが、何度も相手ゴールを脅かしている。

このように存在感を示したフォーデンだが、この試合ではケビン・デ・ブライネを凌駕するパフォーマンスを披露したといっていいだろう。ここ最近ではデ・ブライネが不調であり、この試合でもボールロストが多かったが、それを帳消しにできるほどにフォーデンが躍動していた。前線のパスワークでもミスは少なく、この試合に限ったことだがパスのズレやプレスに対応できない現状のデ・ブライネではフォーデンと並ぶことは難しい。

昨季本格的にブレイクし、今季はエースであるデ・ブライネを上回る活躍を見せているフォーデン。まだ、21歳の若者だが、どこまで成長していくのか。

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