今季は“末恐ろしい10代”が大暴れ ビッグクラブで躍動する未来の主役たち

レヴァークーゼンで主力になっているヴィルツ photo/Getty Images

10代で主力になるのが当たり前の時代か

今季の欧州サッカー界では序盤から若い選手たちの活躍が目立っている。

サプライズとしてはバルセロナMFガビの名前が挙げられるか。バルセロナで出場機会を掴むと、今月のネーションズリーグ準決勝・イタリア戦でいきなりスペイン代表デビュー。まだ17歳になったばかりの選手で、さすがにA代表での先発抜擢には驚かされた。

同じバルセロナではオーストリアのラピッド・ウィーンより買取オプション付きのレンタルで加わった18歳FWユスフ・デミルも何度か出番を得ており、こちらもすでにオーストリアA代表の主力候補だ。
バルセロナではリオネル・メッシ以来最年少の外国人選手として注目を集めており、オーストリアサッカー界の希望だ。

ブンデスリーガの方ではレヴァークーゼン所属の18歳MFフロリアン・ウィルツが開幕6試合で4得点5アシストと躍動しており、こちらも9月にドイツ代表デビューを飾っている。

チェルシー所属で同じドイツ代表のカイ・ハフェルツと比較する声もあり、ビッグクラブ行きがそう遠くないうちに実現するだろう。

ガビもスペイン代表デビュー photo/Getty Images

未来の主役たちが躍動中

さらにドイツではオーストリアの名門ザルツブルクでゴールを量産する19歳FWカリム・アデイェミも9月に代表デビューを飾っており、今回のワールドカップ・欧州予選にも選出されている。ウィルツと合わせて今後のドイツサッカー界を引っ張っていくであろう逸材だ。

まだA代表には招集されていないが、ドルトムントの方ではドイツ世代別代表FWユスファ・ムココ(16)も順調に出場機会を増やしている。昨季もブンデスリーガで3得点を記録しており、上手くいけば来年のワールドカップでドイツ代表に滑り込めるかもしれない。ドイツにとっては期待のセンターフォワードだ。

リーガ ・エスパニョーラでは、レアル・マドリードに加わったMFエドゥアルド・カマヴィンガがデビュー。まだ18歳と若いが、レアルでも平然とした顔でプレイしており、すでに初得点も記録済みだ。当たり前のようにプレイする姿はまさに静かなデビューといった感じで、すでに戦力として計算できる。

今では10代プレイヤーの活躍も当たり前で、今季は特に目立っている印象だ。ビッグクラブで活躍しているのも特長的で、彼らが今後のサッカー界でスターとなっていくのだろう。

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