まだA・サンチェスやブラボが主力という現実 “南米予選8位”に沈む強豪

攻撃はアレクシス・サンチェスが何とかするしかない photo/Getty Images

W杯出場が遠い目標になる可能性も

ブラジル、アルゼンチンが順調に勝ち点を伸ばすワールドカップ・カタール大会の南米予選において、8位と残念な順位に留まっているのがチリ代表だ。

ここまで11試合を消化して白星はたったの2つ。2勝4分5敗と散々な結果で、下にはボリビアとベネズエラしかいない。

痛いのは若い世代が育っていないことだ。未だに前線のキーマンはFWアレクシス・サンチェス(32)で、そのサンチェスも現在はインテルでスタメンを確保できていない。それでもサンチェスに頼らなければならないところにチリの苦しい事情がある。

GKは今も38歳のクラウディオ・ブラボが務め、最終ラインではガリー・メデル(34)、右のウイングバックにはマウリシオ・イスラ(33)、中盤はアルトゥーロ・ビダル(34)らが軸となっており、今挙げた選手たちは2010年のワールドカップ・南アフリカ大会にも出場していた。

あれから11年。チリはコパ・アメリカを制するなど成功も収めたが、メンバーの顔ぶれはほとんど変わらなかった。今回の代表メンバーにも1980年代生まれの選手が10人も招集されている。

最年少メンバーは20歳のFWバスティアン・ジャニェスだが、こちらはチリ国内のウニオン・エスパニョールでプレイしている選手だ。若手の中に欧州で経験を積んでいる者が少なく、サンチェスやビダルほどのインパクトを残す者がいない。

チリは2018年のロシア大会も土壇場で出場権を逃したが、このままでは当分ワールドカップを経験できないかもしれない。もはや今のチリを南米の強豪と紹介するのは難しいだろう。

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