ペップが目を向けるドイツの至宝 レヴァークーゼンで躍動する18歳は早くも英国へステップアップか

早くもメガクラブから関心を持たれているヴィルツ photo/Getty Images

気になる存在だ

今夏の移籍市場ではアストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュを獲得したマンチェスター・シティ。グリーリッシュは既に左ウイングとして不動の地位を築いており、戦力としてチームに貢献している。念願のストライカー獲得とはならなかったが、グリーリッシュが入ったことで更に選手層が増した印象だ。そんなマンCだが、次は中盤の戦力を厚くしたいと考えているようだ。

独『Sport Bild』によればドイツの強豪レヴァークーゼンに在籍するMFフロリアン・ヴィルツに興味を示しており、既にスカウトを派遣しているとのこと。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはヴィルツの才能を高く評価しており、チームに加えたいと考えているようだ。しかし、ライバルは多くプレミアのマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リヴァプール、アーセナルが、ドイツでは絶対王者のバイエルン・ミュンヘンが獲得を望んでいるとのこと。

そんなヴィルツだが、18歳にしてチームの中心として活躍している。昨季も5ゴール5アシストと十分すぎる活躍を見せたが、今季は5試合消化時で既に4ゴール4アシストと昨シーズンの結果に追い付く勢いで得点とアシストを量産している。

レヴァークーゼンでは主にトップ下での起用が見られるヴィルツ。試合を通じてボールロストが少なく、冷静さがうかがえる。また、ドリブルやパスなど必要な能力を高水準で兼ね備えており、非常に万能な選手だ。守備意識の高い選手でもあり、マンCでいえばフィル・フォーデンと近いプレイヤーか。18歳ながらドイツのフル代表に選ばれており、今後長くドイツを支えることは間違いない。

マンC加入となればインサイドハーフでの起用が見込まれる。現状では同じくドイツ代表のイルカイ・ギュンドアンがこのポジションを務めるが、彼も既に30歳だ。プレイスタイルは多少違うが、ギュンドアンに代わる選手としてヴィルツを迎えたいとペップは考えているのかも知れない。

若手育成に秀でたドイツで伸びる18歳に目を向けているマンC。最大のライバルはバイエルンとなるが、彼らを出し抜きヴィルツ獲得に成功する日は来るのだろうか。

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