ミランでの大爆発が思い出となる前に “エル・ピストレロ”に再ブレイクはあるか

足首骨折からの復帰は近いとされるだけに、復帰後のピョンテクの大爆発には期待したいところだ photo/Getty Images

ヘルタでもがく“エル・ピストレロ”

2018-19シーズンにセリエAを席巻したポーランド出身のストライカーを覚えているだろうか。ジェノアとACミランでプレイし、圧巻の22ゴールを挙げた男。ここまで聞けば、思い出せる人も多いかもしれない。その男の名はクシシュトフ・ピョンテクだ。

当時はその圧倒的な得点力と特徴的なゴールパフォーマンスで多くのカルチョ好きを魅了したピョンテク。“エル・ピストレロ(スペイン語でガンマンの意)”の愛称でも親しまれ、あの頃のミラニスタはこの男こそ今後のロッソネリを背負って立つのだと信じて疑わなかったはずだ。

しかし、結果的にピョンテクの爆発は1シーズン限りだった。2018-19シーズンこそ圧巻のパフォーマンスを披露した同選手だが、続く2019-20シーズンは開幕から不調に苦しみリーグ戦18試合でわずか4ゴールという結果に。新たなエースとして期待されていたはずが、蓋を開けてみればクラブに続く“9番の呪い”に食われることとなってしまった。

そして、その後は2020年の冬にFWズラタン・イブラヒモビッチの加入に押し出される形でブンデスリーガのヘルタ・ベルリンへと移籍。ミラン退団以降はメディアで取り上げられることも少なくなり、すっかり“スペシャル”な雰囲気はなくなってしまった。昨季終盤戦には足首の骨折という大怪我にも見舞われ、今では多くのサッカーファンに忘れられかけていると言っていいだろう。

だが、そんなピョンテクもコンスタントにストライカーとして最低限の結果は出している。ヘルタ加入以降は公式戦48試合に出場して12ゴール。欧州4大リーグの一角であるブンデスでこの成績ならば、何かキッカケさえ掴めば再びブレイクを果たすことは可能だろう。今年7月で26歳になったばかりと、年齢もまだ若いピョンテク。ミランで残したインパクトが完全に思い出となる前に、“エル・ピストレロ”が再びゴールを撃ち抜きまくる日が来ることを願いたい。

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