彼がマンCの今夏2人目の補強だった? 生まれ変わったブラジル代表FW

右サイドで新しい姿を見せたジェズス photo/Getty Images

既に3アシストを記録している

2017年にマンチェスター・シティに加入したガブリエウ・ジェズス。セルヒオ・アグエロの後を継ぐストライカーとして期待されていた同選手だが9番としては伸び悩み、チームもストライカーを置かない偽9番を採用するなど、ここ最近は彼にとって逆風が吹いていた。今夏の移籍市場でもトッテナムのハリー・ケインがトップターゲットとされており、その影響からか退団まで噂されていた。

しかし、現在は右ウイングとして頭角を現しており、昨季までスタメンであったリヤド・マフレズを脅かす存在となっている。以前までの曖昧なジェズスはもういなくなっており、加入5年目にして、自身の居場所を見つけたようだ。

そんなジェズスの一番の武器はやはりオフザボールの質か。もちろん、ボールを持った際の突破力やキープ力、献身的な守備と彼の強みと言える部分は多いが、ボールを持ってない時の動きはピカイチだ。5-0で勝利したノリッジ戦では2アシストを記録したジェズスだが、何度もその動き出しから相手をかわし、クロスを供給している。マフレズがボールを持った状態でのドリブルから違いを生み出す選手であることに対し、ジェズスはオフザボールの質で勝負できる。タイプの違う2人のアタッカーを持つマンCとしては、どちらを起用するのかは非常に贅沢な悩みだ。

このように万年2番手からファーストチョイスを争える選手にまで成長したジェズス。周りからの評価は開幕からの試合で完全に覆っており、グリーリッシュに続く第2の補強だという声も少なくない。24歳と若い選手であり、今後どのように成長するのか期待したい。

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