ミランでの失敗を乗り越え2度目のビッグクラブ挑戦 ロカテッリは“夢の地”で輝けるか

ユヴェントスへ加入したロカテッリ photo/Getty Images

サッスオーロで自信を取り戻した

ユヴェントスは18日、イタリア代表MFマヌエル・ロカテッリがサッスオーロからレンタル移籍(買取オプション付き)で加入することになったと発表。長きに渡る交渉の末に、今夏のメインターゲットとしていたMFの獲得がついに実現した。

現在23歳のロカテッリはミランの下部組織出身で、2016年4月に18歳でトップチームデビュー。ミランの未来を担っていく若手選手のひとりと期待され、翌2016-17シーズンには早速セリエAで25試合に出場しており、ユヴェントス戦(第9節)では貴重な決勝ゴールも決めていた。しかし、2017-18シーズンは思うようにプレイ時間が伸びず。リーグ戦で21試合に出場したものの、時間にして668分の出場にとどまっていた。

こういった状況もあってか、2018-19シーズンはサッスオーロへのレンタル移籍を決断。シーズン通して主力として活躍すると、翌2019-20シーズンには完全移籍を果たしている。加入3年目となる昨季も、リーグ戦34試合に出場して4ゴール3アシストの活躍を見せていた。
また、サッスオーロでメキメキと成長すると、2020年9月にはイタリア代表デビューも飾った。今夏に開催されたEURO2020のメンバーにも選ばれており、グループステージ第2節のスイス戦では2ゴールの大活躍。同大会でブレイクを果たした選手のひとりとなっていた。

今やイタリア屈指のMFとなってるロカテッリだが、ミランでの1度目のビッグクラブ挑戦は、結果だけ見れば失敗だったと言わざるを得ない。実際、20日に行われたユヴェントスの入団会見の際にロカテッリ本人も「ユヴェントス戦でのゴールは信じられないような瞬間だった。ただ、当時はまだ若かったし、準備ができていなかったんだよ。期待が大きく、ゴール後は苦労した(クラブ公式サイトより)」と述べていた。

ただ、ロカテッリはサッスオーロでしっかり力をつけ、結果を残すことで自信も取り戻した。今夏にはEURO制覇というビッグタイトルも獲得した。そして、新シーズンから満を持して2度目のビッグクラブでの挑戦。しかも新天地は、家族がユヴェンティーニであるロカテッリにとっては「子供のころからの夢」であったユヴェントスだ。新シーズンの飛躍を目指して、ビッグクラブでのリベンジへ向けて、さぞかし燃えていることだろう。ユヴェントスには、イタリア代表で一緒に切磋琢磨してきた選手も多く在籍しており、ロカテッリの加入1年目からの爆発もあるのではないか。

会見では「子供のころ、僕の寝室にはネドヴェド、デル・ピエロ、ブッフォンのポスターがあった。最近気づいたけど、マルキージオもインスピレーションを与えてくれた選手だ。彼らと同じキャリアをたどれることは素晴らしい」ともコメント。ロカテッリはこういったユヴェントスのレジェンドたちに少しでも近づけるか。新シーズンの活躍に注目が集まる。

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