センターバックの持ち駒は3名のみ ラモス、ヴァランを放出したレアルの苦しすぎる台所事情

アンチェロッティ政権にいきなり危機が訪れるかもしれない photo/Getty Images

若手の台頭があれば良いが

長年クラブを支えたセンターバックであるセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランを放出したレアル・マドリード。彼らのコンビは素晴らしく、後方からチームを支える主軸であり、レアルの象徴的な選手であった。

そんな功労者を放出したレアルだが、守備陣は大丈夫なのだろうか。現状のセンターバックの駒としてはエデル・ミリトン、ナチョ・フェルナンデス、ダビド・アラバの3名だ。ミリトンに関しては、まだ23歳と若いが昨季は頭角を現しており、期待値が高いのは確かだ。しかし彼らだけでリーグ戦、国内カップ戦、CLを戦い抜くのはほぼ不可能だろう。

そこで獲得を目指しているのが、セビージャのジュール・クンデとビジャレアルのパウ・トーレスだ。クンデはフランス代表で、トーレスはスペイン代表としてEURO2020に参戦した実力者であり、獲得となれば期待できる選手だ。しかし、クンデはチェルシーとの交渉が進んでいると見られており、厳しいとみられる。何れにしても、開幕までにどこまで交渉を進められるかがカギとなる。

また、レアルにとって良い情報か悪い情報なのか分からないが、西『Marca』によればヴァランの放出やラモスの退団はすべて、来夏のキリアン・ムバッペ獲得に繋がっているという。今のところ、今夏での獲得はアラバのみとなっており、新戦力の補強に積極的でないように見える。ムバッペを獲得できれば、前線が強化されるが、そのために他のポジションを犠牲にするのはどうなのか。

ここ数年で良いセンターバックを獲得したマンチェスター・シティやリヴァプールが結果を残しているように、後方からの安定感が継続した強さを生み出す原動力となっているように感じられる。実際、レアルがここまで強かったのには少なからず、ラモスとヴァランのセンターバックコンビの貢献があるだろう。

このように台所事情が苦しいレアル。新指揮官であるカルロ・アンチェロッティの負担はますます大きくなりそうだ。

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