カンテのバックアッパーに据えたいフランスのボールハンター ライスではなくチュアメニを獲得するべし

ライスも良いがチュアメニの獲得を視野にいれるのもありだろう photo/Getty Images

21歳とまだ若い選手だ

指揮官をクラブOBであるフランク・ランパードからトーマス・トゥヘルに変えてから、昨季のチェルシーは勢いを取り戻した。その勢いはとどまることを知らず、リーグ戦は4位、CLではファイナルでマンチェスター・シティを下し、11-12シーズン以来のビッグイヤーを獲得している。

まさに今、最も勢いのあるクラブだが、そのチームを豊富なスタミナで支えているのはMFエンゴロ・カンテだ。30歳となった彼だが、衰えるどころか試合では様々な場所に顔を出し、チームを助けている。昨季の躍進はこのカンテの活躍が一つの要因と言える。替えの利かないカンテだが、彼が怪我をすれば同じタイプの選手がおらず、ウェストハムのデクラン・ライスを今夏のターゲットとしているという話がある。しかし移籍金も高額であり、7月現在ではまだ合意に至っていない。

英『90min』では、ライスではない他の獲得候補としてモナコのMFオーレリアン・チュアメニを紹介している。ボルドー出身の21歳は現在、モナコに所属しており、昨季は[4-4-2]のボランチとしてリーグ戦36試合に出場している。

彼の強みはボール奪取にあり、報道によれば昨季のリーグ・アンでボール奪取数がリーグ2位、インターセプト数がリーグ4位と素晴らしい成績を残している。また、ボールを奪った後も自分で攻撃への展開もこなすことができ、攻守に隙が無い選手である。更に身長が187cmと大きくハイボールへの対処でも弱みを見せない点も評価したい。詳細な移籍金については明かされていないが、ライスにかかる移籍金と比べるとはるかにお手軽だろう。

このように高い評価を得ているチュアメニ。来季は一気に欧州王者へステップアップするのか、今後の動向に期待したい。

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