古橋移籍を感じさせず “阪神ダービー”で逆転勝利に導いた神戸のベテラン2トップ

同点ゴールを決めるドウグラス photo/Getty Images

神戸がG大阪に2-1と勝利する

明治安田生命J1リーグでヴィッセル神戸とガンバ大阪が対戦。G大阪が1点を先制する展開も、前半のうちに逆転した神戸がそのまま逃げ切って2-1で勝利した。

逆転弾を放ったのは2トップでスタメン出場を果たしたドウグラスと田中順也。エースの古橋亨梧が海外移籍するも、彼の穴を埋める存在がすぐさま台頭する。

神戸は1点ビハインドの26分、CKからドウグラスが頭で合わせてゴールネットを揺らす。混戦の中で合わせたシュートはゴール左上のコースに吸い寄せられ、同点弾となった。続く31分には右サイドのクロスに田中がヘディングでゴールを決めて逆転。これも東口順昭の逆を突いたシュートだった。
今季の神戸は古橋がリーグトップの15ゴールを挙げるなど攻撃陣をけん引。彼の得点から勝ち点を積み上げてきた神戸だったが、2021-22シーズンよりアンジェ・ポステコグルー監督が率いるセルティックへと移籍が決定した。エースが抜けてしまう神戸には大幅な攻撃力ダウンも懸念される。

そんな中で迎えた今節だったが、ゴールを奪ったのはFW陣だった。33歳のドウグラスと34歳の田中による経験豊富な2人のストライカーがそれぞれゴールをゲット。田中は今季初得点を決めるなど、古橋の放出を感じさせない攻撃陣の活躍で勝ち点3の獲得に大きく貢献した。

この勝利で神戸は、暫定ながら3位をキープ。2位の横浜F・マリノスには2試合多く勝ち点5差を付けられているものの、追い抜くことは可能だろう。古橋の移籍は他のFW陣にとってはチャンスであり、それを活かせるベテラン陣の活躍がチームをさらに上へと押し上げる原動力となるはずだ。

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