マンCはケインに固執する必要はないか 今夏でストライカーを獲得しない場合のメリット

若手に出場機会を与えてみるのもありだ photo/Getty Images

育成は必要となっている

今夏に大型補強を画策しているマンチェスター・シティ。トッテナムからハリー・ケインを、アストン・ヴィラからジャック・グリーリッシュを獲得するというもので、先日のEUROでも活躍したイングランドの2大スターの両取りを狙っているようだ。しかし、金銭面では確実に合計で200億円を超えると言われており、交渉が難航している。まだ、現段階ではリーグ戦の開幕まで約1ヵ月時間があるため、交渉の余裕はあるが、開幕ギリギリとなれば、破談となる可能性も十分に考えられる。

そうなった場合、マンCが再びストライカー枠でケインとの交渉を続けるのかは疑問だ。確かに彼はワールドクラスのストライカーだが、27歳と若くはない。来季また交渉するにしても28歳となっており、尚更100億円以上の価値は付けにくいだろう。

そこで次のターゲットに挙がるのが、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドだ。チームメイトであったジェイドン・サンチョの放出もあり、今夏での移籍はないと各紙は報じているが、1年経った来季なら可能性としては低くない。

来季でも21歳と若く、低く見積もっても今後5年は戦力として計算できる点も悪くない。また、CLでの対戦から分かったが、彼のスピードやフィジカルは同世代をはるかに凌駕しており、ストライカーとして必要な能力をすべて高い数値で兼ね備えている。

ストライカーを獲得せずにシーズンを迎えることになったとしても、本格的にガブリエウ・ジェズスに出場機会を与えてみるのもありだろう。今までは緊張感の少ないリーグ戦での先発が多かったが、CLのような経験値を多く得られる場面で彼をピッチに送る選択肢も、成長させるうえでなくてはならないものだ。他にもフェラン・トーレスやリアム・デラップと選択肢としてはジェズスだけでない。点を取るすべも複数持ち合わせている。偽9番もその一つだ。昨季、CLファイナルまで登りつめた戦術を1年で見切るのは早いだろう。

ケイン獲得を今夏の最大の目標としているマンCだが、早まる必要もないのかも知れない。来季になれば前述したハーランドやまた新しいストライカーの台頭も考えられる。難しい判断となるが、慎重に補強を進めて欲しい。

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