“近年史上最多5名”が選出 U-24日本代表で活躍する選手の“ある共通点”とは?

筑波大を経て川崎へと加入した三笘 photo/Getty Images

相馬や三笘などJリーグの舞台で成長中

東京オリンピックの開幕が迫る中でU-24日本代表はU-24スペイン代表と対戦し、1-1と好ゲームを繰り広げた。そんな若き日本代表だが、メンバーにも過去とは異なる点がいくつか見られる。

まず一番に挙げられる点は海外組の多さだ。今大会ではDFに板倉滉や中山雄太、冨安健洋に橋岡大樹、オーバーエイジで吉田麻也が選出され、DFだけで5人の海外組を擁する。

MFでも久保建英や三好康児、堂安律といったアタッカー陣に加えてオーバーエイジの遠藤航や、大会前に海外移籍が決まった田中碧など5名が選ばれており、総勢10名の海外組がメンバー入り。これはロンドンオリンピックでの6人を超える数となっており、最多の海外組で金メダルを奪いにいくこととなった。
また近年と異なる点は、大学卒業選手が多い点だ。最近はユースや高校年代からJリーグの舞台へと足を踏み入れ、出場機会を窺う選手やスタメンを勝ち取った選手たちが多く名を連ねてきた。その中で今回はDFから順天堂大学卒業の旗手怜央、MFには早稲田大学卒業の相馬勇紀に筑波大学を経て川崎フロンターレへと加入した三笘薫も選出。FWには法政大学出身の上田綺世に大阪体育大学からサガン鳥栖へ加入した林大地といった5名の大学を経てJの舞台を経験した選手たちがメンバー入りした。

また彼らは所属クラブでも主力として活躍しており、チームの顔として成長中。2000年以降では最多の数となっており、大卒選手の活躍がJリーグでトレンドの1つとなっている。

三笘や相馬、上田などは大学1年時からレギュラーとして活躍しており、大学を卒業して即戦力としてJリーグで活躍。そんな彼らがそのままU-24日本代表でも主力として輝いているのだ。三笘はプレミアリーグへ移籍する噂も出ており、海外挑戦の可能性も十分にあるだろう。金メダル獲得に向けて日本代表の新たなキーとなるのは海外組選手だけではなく大卒の選手たちだ。

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