W杯優勝決定弾から“6年半” CL制覇を夢見る男の現在地

PSVで2年目を迎えるゲッツェ photo/Getty Images

エールディヴィジから踏み出した新たな一歩

自分の理想に近づいているのだろうか。

昨夏、復活をかけてオランダの名門PSV移籍へ踏み切ったのがMFマリオ・ゲッツェだ。

ゲッツェといえばドルトムント、バイエルンで活躍し、2014年のワールドカップ・ブラジル大会では決勝でドイツ代表を優勝へ導くゴールを決めた同国のスター選手だ。
しかし、それからの6年間は目立った活躍が出来なかった。怪我や代謝異常の問題もあり、想像以上に苦しいキャリアになっている。

それでもゲッツェは野心を捨てていない。狙いは自身が獲得したことのないチャンピオンズリーグのタイトルで、その目標達成へ向けてPSVから新たな一歩を踏み出したのだ。

ドイツ以外のリーグでプレイするのは初めてのことだったが、ゲッツェは昨季リーグ戦18試合で5得点6アシストの成績を記録。エールディヴィジ1年目としてはまずまずの成績と言えるのではないか。

チームは今月21日よりチャンピオンズリーグ2次予選に挑むことになっており、トルコの名門ガラタサライとの対決だ。本選に出場できるかは分からないが、ゲッツェにとってはチャンスだ。

独『Kicker』によると、ゲッツェには今のところPSVを離れる考えがないようで、29歳を迎えたゲッツェはエールディヴィジから更なるアピールをしていく構えだ。

話題に上がる機会は減っているが、PSVを足掛かりに再びビッグクラブへ移籍できるのか。ゲッツェの挑戦は続く。

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