ドイツでの修行の成果を見せる時 スパーズにベイル2世が帰ってくる

新生スパーズの象徴となれるか photo/Getty Images

新しいスパーズはどのようなサッカーを展開するのか

トッテナムが新監督に元ウルブズの指揮官であるヌーノ・エスピリト・サントを迎えたと発表した。パウロ・フォンセカに始まり、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、アントニオ・コンテと多くの名将との破談報道に来季のスパーズを心配する声が挙がっていたが、ようやく落ち着いたようだ。ヌーノ新監督もウルブズをチャンピオンシップからプレミアの常連クラブに成長させた第一人者であり、実力としては申し分ない。

そんな新監督だが、レンタルで武者修行させていた若手を来季、トップチームに合流させるようだ。英『talk SPORT』によればヌーノはMFライアン・セセニョンの実力を評価しており、来季チャンスを与えるようだ。しかし、納得する成績を残せない場合は、再びローンの可能性があると報じている。

セセニョンと言えば、2019年にフラムから加入した逸材で、世代別のイングランド代表にも選出されている。昨季のローン先であるホッフェンハイムでは主に左サイドバックで起用されており、来季も同ポジションまたは、左ウイングバックでの起用となるか。以前から指摘されていた守備での不安も、起用する際のポイントとなるが、どこまで改善されているかが気になるところだ。

そうなれば、ライバルはセルヒオ・レギロンとベン・デイビスとなるだろう。レギロンは昨季のファーストチョイスの選手であり、セセニョンと同じく攻撃的な選手だ。昨季は終盤こそ、ミスからオウンゴールを献上するなど悪い終わり方となったが、彼の攻守に渡る安定感は凄まじく、どこまで彼の牙城を崩せるかが来季のセセニョンの課題となりそうだ。

また、ヌーノがウルブズで使用していた3バックを使うのであれば、デイビスはCBとして頭数に入れられている可能性が高く、WBはレギロンとセセニョンの併用でシーズンを戦い抜くことが予想される。

スパーズ加入当初はベイル2世と騒がれていたセセニョンだが、来季はその名の通り輝けるか。21歳とまだ若い選手ではあるが、来季が勝負の年となるだろう。

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