未だにゴールネットを揺らされていないイングランド その秘訣とは

イングランドの守備を支えるストーンズとマグワイア photo/Getty Images

次節はウクライナとの一戦が控えている

日本時間30日に行われたイングランド対ドイツの一戦は2-0でイングランドがベスト8に駒を進めた。

結果だけを見ればイングランドの攻撃力がドイツを上回ったように見えるが、実際はそこまで攻撃陣は機能しておらず、どちらいえば守備陣の奮闘が目立った試合であった。

特にジョン・ストーンズ、カイル・ウォーカー、ハリー・マグワイアの3バックが守備者として能力が高く、空中戦や対人で非常に強さを見せており、イングランドの最後の砦として機能していた。これは数字にも表れており、データサイト『WhoScored.com』によれば空中戦の勝利数が3人合わせて16回、クリアの成功数が11回とドイツの攻撃をはじき返している。また、これは数字に出ていないが、GKのジョーダン・ピックフォードもセットプレイ時のクリアに定評があり、空中戦ではドイツを終始圧倒していた。

更にイングランドの守備陣は跳ね返すだけの古典的なDFと違い、繋ぐことができる点も評価したい。従来の跳ね返すだけの守備であれば、セカンドボールを拾われ、再び守備の時間となってしまう。それでも、イングランドはセカンドボールを拾った際に後方の選手が足元でボールを扱う技術に長けているため、躊躇せずバックパスができるのだ。そうすることによってドイツがボールを保持する時間をなるべく減らし、自軍の守備が消耗することを避けている。

また、最終ラインがマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドで構成されている点も守備陣が機能している要因か。3バックはウォーカー、ストーンズがマンC、マグワイアと左ウイングバックのルーク・ショーがマンUとクラブでもチームメイトである選手たちが多く起用されている。普段から同じように戦っている選手がいることで、連携の良さがこのような強固な守備陣を生んだのかも知れない。

ドイツ戦でも無失点を継続したイングランド。ここまで無失点だったイタリアはベスト16で初失点を喫しているが、イングランドの今後のクリーンシート継続に期待がかかる。

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