55得点のアーセナルに必要な“攻撃改革” 欲しいエジル級のチャンスメイカー

新シーズンのアーセナルは攻撃陣爆発となるか photo/Getty Images

攻守を繋ぐハイレベルなパサーが必要

アーセナルは今夏に積極的な補強へ動くのではないかと注目されており、EURO2020を戦うイングランド代表メンバーにも入っているブライトンDFベン・ホワイトの名前も補強候補に挙げられている。

ベン・ホワイトはセンターバックのプレイヤーだが、守備以上に気になるのは攻撃部分だ。

今季のアーセナルは8位でリーグ戦を終えているが、失点数は39点とそこまで悪くない。これは3位に入ったリヴァプール(42失点)、2位マンチェスター・ユナイテッド(44失点)よりも少ない数字で、失点数を30点台に抑えたのは優勝したマンチェスター・シティ(32失点)、4位チェルシー(36失点)、そしてアーセナルの3チームのみ。

対して攻撃の方は、55得点と寂しい数字で終わってしまった。中堅クラブとされるウェストハム(62得点)、レスター・シティ(68得点)とも差をつけられてしまい、順位表でも彼らの方が上だった。

9位フィニッシュのリーズ・ユナイテッドもアーセナルを上回る62得点を挙げており、新シーズンは少なくとも60点から70点台を目指さなければトップ4入りも苦しくなるだろう。

点を奪う武器は揃っている。プレミアリーグ得点王にも輝いた実績を持つFWピエール・エメリク・オバメヤンに加え、アレクサンドル・ラカゼット、ニコラ・ぺぺ、若いガブリエウ・マルティネッリも興味深い逸材だ。主力が残るならば、前線のタレント力はまずまずと言える。

課題は、彼らへチャンスボールを供給する中盤の繋ぎ目か。若いエミール・スミス・ロウにはさらなる成長を望みたいところだが、レアル・マドリードからレンタル移籍していたMFマルティン・ウーデゴー、ダニ・セバージョスはもういない。

ブカヨ・サカもチャンスメイカーとしては一流だが、得点力アップのためにはもっと中盤に創造性をプラスしたい。それこそ全盛期のメスト・エジルのような存在がいてくれれば、豪華なFW陣は活きてくるはず。

獲得候補としてレスター・シティMFジェイムズ・マディソンの名前も挙がっていたが、新シーズンのアーセナルで中盤の王となるのは誰なのか。フィニッシュの部分というよりは、中盤と前線を繋ぐハイレベルなチャンスメイカーが求められている。

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