倒れ込みながら先制点をアシスト 槙野智章が攻撃でも粘り強さを発揮

槙野の粘り強さが攻撃に出た(写真は2019年)photo/Getty Images

ユンカーのゴールをアシスト

浦和レッズは明治安田生命J1リーグで湘南ベルマーレと対戦。2-3と敗れてリーグ戦は3試合勝利なしとなった。ただ先制点を生んだ槙野智章のアシストは、彼の諦めなかった粘り強さがキャスパー・ユンカーのゴールにつながった。

得点は9分、明本考浩が左サイドから低いクロスを送るとユンカーはスルーしてボールは中央の槙野へ。守備によって体勢を崩された槙野だったが、懸命に足を伸ばして最後はユンカーへとパスをつなげる。ワントラップからシュートを放ったユンカーがゴールネットを揺らして開始早々に先制点を決めた。

ユンカーのシュートも素晴らしかったが、槙野の粘りが明暗を分けた得点だろう。あそこであのまま潰されてしまえば、クリアされて単調な攻撃に終わってしまう。なおかつセットプレイからCBが上がっていたため、状況次第ではカウンターを喰らう恐れもあっただろう。そんな中で槙野が最後まで粘ってユンカーへとつなげる。浦和の先制ゴールを生んだのは、紛れもなく槙野の粘りによるものが大きいだろう。守備でも諦めずに最後まで粘り強さを見せる彼は、前線でもその強さを発揮。得点へ結びつける活躍を見せた。
アレクサンダー・ショルツや酒井宏樹などDFで強力な選手たちを補強した浦和。槙野も彼らに定位置は譲れないだろう。攻撃でも守備でもその粘り強さを武器にチームに貢献する姿をこれからも見せてほしい。

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