彼らが“EURO2024”のスター候補生 ゴールデンボーイ賞候補から注目の22人

ドルトムントで出番を掴み始めているムココ photo/Getty Images

すでに次回も楽しみになる顔ぶれ

15日、伊『TuttoSport』が主催するゴールデンボーイ賞2021の候補選手100名が発表された。

これは欧州でプレイする21歳以下の選手を対象に、その年に最も活躍した若手選手に贈られるタイトルだ。今回の候補者100名の中には日本代表MF久保建英も入っているのだが、今回は欧州組のプレイヤーに注目したい。

現在欧州ではEURO2020が開催されているが、次回の2024年大会の頃にはゴールデンボーイ賞にノミネートされた者たちも続々と参戦してくると予想されるからだ。

1.フランス代表



まず今大会も優勝候補筆頭に挙げられるフランスからは、アーセナルDFウィリアム・サリバ(20歳)、モナコDFブノワ・バディアシル(20歳)、レンヌMFエドゥアルド・カマヴィンガ(18歳)、バイエルンDFタンギー・クアッシ(19歳)らが今年のゴールデンボーイ賞候補者100名に入っている。

すでに欧州主要リーグで結果を残している者が多く、代表のメンバー争いはますます激しくなるだろう。特に現フランス代表DFラファエル・ヴァランの後継者とも言われるバディアシルは、192cmのサイズを誇る20歳の大型センターバックとして評価を高めている。2024年大会の頃には確実にA代表へ入ってきているはずだ。

18歳ながらA代表デビュー済みのカマヴィンガも、2024年大会では主力になっているはず。それどころか、来年のワールドカップ・カタール大会にも絡んでくるかもしれない。

さらにもう1人、フランス人選手の中では最年少でノミネートされた2003年生まれのリヨンFWライアン・チェルキ(17歳)にも注目しておきたい。エデン・アザール風のテクニックを持つチェルキのドリブルは精度が高く、リーグ・アンでも十分に通用するレベルだ。2024年大会ではキリアン・ムバッペらとともに攻撃陣の主力になっている可能性がある。

2.ドイツ代表



ドイツはノミネートされた選手こそ5人のみと他国に比べて少なめだが、各選手のクオリティは高い。中でも注目は、今回のEURO2020メンバーにも入っているバイエルンMFジャマール・ムシアラ(18歳)、U-21ドイツ代表の方で今夏のU-21欧州選手権を制したレヴァークーゼン所属FWフロリアン・ウィルツ(18歳)、そして唯一2004年生まれのプレイヤーとしてノミネートされたドルトムントFWユスファ・ムココ(16歳)の3人だ。

ウィルツも近いうちにA代表へ入ってくるはずで、ムココはドイツ待望の純粋なセンターフォワードになる可能性がある。来季にはドルトムントの方でも本格的に結果を残してくると予想されており、ムココの成長速度だけは予想がつかない。ジョーカーとして来年のワールドカップに招集されてもおかしくないレベルだ。

少し気が早すぎるが、EURO2024得点王候補の1人と言っていいだろう。

3.イングランド代表



イングランドからはマンチェスター・ユナイテッドFWメイソン・グリーンウッド(19歳)、リヴァプールMFカーティス・ジョーンズ(20歳)の2人に注目だ。

それぞれプレミアのビッグクラブで出番を得ており、A代表の常連となる日もそう遠くないはず。

イングランドの場合は今回のEURO2020メンバーに選ばれているFWブカヨ・サカ、ドルトムントMFジュード・ベリンガムもノミネートされており、早熟の若手が多いイメージだ。

フィル・フォーデンやジェイドン・サンチョ、メイソン・マウントらもまだまだ若手のため、EURO2024でも熾烈なメンバー争いが繰り広げられることだろう。

グリーンウッドにはFWハリー・ケインをも脅かす存在になってほしいところで、センターフォワードで世代交代が起こるかに注目だ。

ライプツィヒへ向かうオランダ人FWブロビーも将来が楽しみ photo/Getty Images

この中から何人がEURO2024で輝きを放つか

4.イタリア代表



センターフォワードの世代交代という点では、イタリアにも注目だ。

EURO2020で快調なスタートを切ったイタリアは全体的に若返りに成功しているチームだが、今回のゴールデンボーイ賞にノミネートされた中からはモナコFWピエトロ・ペッレグリ(20歳)、インテルFWセバスティアーノ・エスポージト(20歳)に期待がかかる。

今のイタリアを引っ張るチーロ・インモービレ、アンドレア・ベロッティの2人がEURO2024でも実力を維持しているかは不透明で、世代交代のタイミングを迎えているかもしれない。その争いにペッレグリとエスポージトは絡んできてほしい選手だ。

残念ながらEURO2020のメンバーから漏れたFWモイーズ・キーンもA代表の主力となっていくはずで、ここのポジション争いは楽しみだ。

5.ベルギー代表



ベルギーは谷間の世代となるかもしれない。現在主力のエデン・アザール、ケビン・デ・ブライネらが抜けた時、一気に弱体化してしまう恐れがあるのだ。

今回のゴールデンボーイ賞候補100名の中ではベルギー人選手が4人選ばれているが、中でもアンデルレヒトMFヤリ・ベルシャーレン(19歳)、今回のEURO2020にも選ばれているレンヌFWジェレミー・ドク(18歳)の2人には中心メンバーになってもらいたいところ。

2人が順調に成長すれば、攻撃力は一定のレベルを保てるかもしれない。EURO2024への道のりは険しいものとなるだろうが、ベルギーの若手選手たちは奮起できるか。

6.ポルトガル代表



ポルトガルも注目は前線だ。EURO2024では、さすがのクリスティアーノ・ロナウドも代表を離れているかもしれない。ロナウドなら2024年大会でも活躍できそうな気配があるが、一応は世代交代のタイミングだ。

現在も主力メンバーのアンドレ・シウバはもちろん、若手のゴールゲッター登場に期待がかかる。

ゴールデンボーイ賞にノミネートされた中では、ベンフィカで定位置確保を狙うFWゴンサロ・ラモス(19歳)、スポルティング・リスボンFWチアゴ・トマス(19歳)、ウォルバーハンプトンFWファビオ・シウバ(18歳)に期待だ。

ファビオ・シウバはプレミアでやや苦戦しているが、それでも今季4得点を記録。FCポルト時代より評価の高かった選手で、ロナウドの後継者候補の1人だ。

さらにラモスも185cmとサイズがあり、アンダー世代では得点を量産している。今季も92分間ながらリーグ戦で出番を与えられ、2得点を記録。今後の成長が楽しみなストライカーだ。

ミランのFWラファエル・レオンの成長にも期待したいところで、ポスト・ロナウドを巡るバトルは激しくなりそうだ。ロナウドの穴を埋められる者など存在しないが、ポルトガルの若手FWたちにはこの難題をクリアすることが求められている。

7.オランダ代表



豪華さではオランダも負けていない。今回ノミネートされた中には、ライプツィヒへの移籍が決まっているFWブライアン・ブロビー(19歳)、今季もエールディヴィジで15得点を挙げたAZ所属FWマイロン・ボアドゥ(20歳)、PSVでポジションを確保しているMFモハメド・イハッタレン(19歳)ら攻撃面で違いを生み出せるプレイヤーが多く入っている。

他にはEURO2020メンバーに入り、出番も得ているアヤックスMFライアン・グラフェンベルフ(19歳)、バルセロナのカンテラからパリ・サンジェルマンへ移籍した際も大きな話題を呼んだ神童MFシャビ・シモンズ(18歳)もノミネートされており、この2人も今後のA代表の中盤で主役になることが期待されている。

MFフレンキー・デ・ヨング、DFマタイス・デ・リフト、FWドニエル・マレン、コーディ・ガクポらEURO2020メンバーの中にも若い選手が多いため、上手くいけばオランダはタレント軍団になる可能性がある。EURO2024でも見逃せないチームとなるだろう。


最近は10代のプレイヤーが欧州主要リーグで出番を掴んでいるケースも多く、ゴールデンボーイ賞の候補者100名も実に豪華だ。彼らがいる限り次回のEURO2024も盛り上がることは確実で、今から次回のスタープレイヤーに目をつけておくのも悪くないだろう。

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