遠藤航のいる中盤に漂う“無敵オーラ” W杯から3年でワールドクラスMFへ

シュツットガルトで急成長した遠藤 photo/Getty Images

シュツットガルトでも圧倒的な評価を得る

いつの間にこれほど成長したのだろうか。中盤にMF遠藤航が入った時、日本代表は無敵になったようにすら感じられる。

遠藤は東京五輪を戦うU-24代表にもオーバーエイジ枠で召集を受けているが、その効果は絶大だ。同じくオーバーエイジ枠のDF吉田麻也、DF酒井宏樹も頼もしい存在だが、2人の実力は2018年のワールドカップ・ロシア大会でも証明済みだ。トップレベルのパフォーマンスを保証してくれることは過去の経験から分かっている。

一方で遠藤はロシア大会ではベンチにこそ入っていたが、主力ではなかった。そこからの3年間で急激に成長したことになり、インパクトは吉田や酒井を上回るものがある。6月に入ってからの代表戦数試合で遠藤への印象が大きく変わったサポーターも多いだろう。
クラブの方ではシュツットガルトでブンデスリーガ1位となる476回のデュエル勝利数を記録するなど大暴れしており、今やワールドクラスと言っていい守備的MFだ。

独『Bild』は、そんな遠藤を「今夏シュツットガルトが絶対手放せない5選手」に入っていると取り上げている。

遠藤の他にはDFヴァルデマール・アントン、MFオレル・マンガラ、FWサーシャ・カライジッチ、DFボルナ・ソサの名前が挙げられており、来季シュツットガルトが上位を目指すうえで欠かせない5人と考えられている。

今夏の五輪次第で遠藤の評価はさらに上昇する可能性があり、来季はブンデスリーガを代表するスタープレイヤーの1人としてスポットを浴びることになるはず。

五輪でも金メダルを目指せそうな気配が漂っているが、本番で遠藤はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。遠藤こそ五輪のキーマンと言っていいだろう。

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