あのファン・バステンをも超える数字? オレンジ軍団復活のカギ握る男

オランダ代表を引っ張るデパイ photo/Getty Images

EUROで完全復活を印象付けたい

アリエン・ロッベン、ロビン・ファン・ペルシー、ウェズレイ・スナイデルといった世代がピークを過ぎたあたりから、オランダ代表は国際舞台で苦戦するようになった。

今は力を取り戻しつつあるが、完全復活を印象付けるにはメジャートーナメントでの結果が欲しい。そのうえで今回のEURO2020は非常に重要だ。

守備の要であるフィルジル・ファン・ダイクが欠場するのは痛いが、ここは同国のレジェンドFWマルコ・ファン・バステンをも超える数字を残しているアタッカーに期待したい。リヨンに所属するFWメンフィス・デパイだ。
代表での成績を比較すると、デパイとファン・バステンの間にそこまで大きな差はない。

かつてミランで活躍したファン・バステンは世界を代表するストライカーだったが、オランダ代表での通算成績は58戦24得点6アシスト。

それに対してデパイはここまで63試合に出場し、25得点22アシスト。時代が違うため単純な比較に意味はないが、それでもデパイの得点関与数は見事だ。

2日に行われたスコットランドとの親善試合でもデパイは2得点を挙げているが、これで代表戦では6試合続けて得点かアシストを決めたことになる。EUROでもデパイが攻撃の中心となるのは間違いない。

マンチェスター・ユナイテッドでは悔しい思いを味わったが、今は再びのビッグクラブ挑戦説も浮上している。EUROではワールドクラスのプレイヤーであることを証明してほしいが、オレンジ軍団を上位へ導けるか。

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