18本のシュートで“7ゴール” 驚異のワンタッチゴーラーがまた暴れている

LAギャラクシーでゴール量産するチチャリート photo/Getty Images

MLSでロケットスタート

その凄まじき得点感覚が戻ってきたのだろうか。

今季アメリカのMLSで見事なロケットスタートを切ったのがLAギャラクシーに所属するメキシコ代表FWチチャリートことハビエル・エルナンデスだ。

マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードで活躍してきたエルナンデスはメキシコを代表する点取り屋として有名だが、近年はやや元気がなかった。
2019年夏に移籍したセビージャでは結果を残せず、昨年もMLSでは12試合で2点のみ。存在感は薄くなっていた。

ところが、今年は開幕から7試合で7得点1アシストと爆発。開幕戦でインテル・マイアミFCから2得点、続く第2節のニューヨーク・レッドブルズ戦ではハットトリックを記録するなど、すっかりチームのエースとなった。

しかもここまで打った総シュート数は18本。18本打って7得点とは驚異的な決定力で、MLS公式も第7節終了時点でのパワーランキング1位にエルナンデスを選んでいる。

7点のうち4点がワンタッチゴールなところもエルナンデスらしく、ゴール前での動き出しのクオリティは相変わらず高い。GKがシュートを弾いたこぼれ球など抜け目なく狙っており、今年は開幕から持ち前の得点感覚が存分に活かされている。

MLSでは2019年に同じメキシコ代表FWカルロス・ベラがシーズン31得点を挙げて得点王に輝いているが、エルナンデスもそれに続けるか。あの抜け目ないゴールゲッター完全復活の時だ(数字は『WhoScored.com』より)。

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