クーマン・バルサの”最重要選手”は彼だ  攻守のリンクマンが2ゴールに関与

好守に躍動するデ・ヨング photo/Getty Images

チームに大きく貢献したデ・ヨング

バルセロナはリーガ・エスパニョーラ第34節でバレンシアと対戦。バルセロナは1点を先制される厳しい展開となったが、3ゴールを決め、3-2で逆転勝利を果たした。この試合で2得点に関与したフレンキー・デ・ヨングはチームで欠かせない存在に成長している。

試合は1点を先制された58分、リオネル・メッシが一度はPKを止められるものの、折り返しを詰めて同点に追い付く。さらに5分後にはアントワーヌ・グリーズマンがゴールを決めて形勢逆転。さらに69分、メッシがFKを直接決めて2点差とする。83分に1点を詰められるものの、3-2と逃げ切り、勝ち点3を手にした。

デ・ヨングは3ゴールのうち2得点に関与。同点に追い付くPKを獲得したシーンでは、左サイドからのクロスに対して最前線まで飛び出すと、DFのハンドを誘ってPKを獲得する。さらにジョルディ・アルバのクロスに飛び込んだデ・ヨングの強烈なヘッドはGKに止められるものの、グリーズマンの逆転弾の呼び水となった。2ゴールに関与したデ・ヨングは勝利に大きく貢献。数字には残らないところで活躍している。

攻撃だけではなく守備でも貢献したデ・ヨング。最前線に飛び出して得点に関与するだけではなく、後方まで戻って守備を行う。60分には中盤の位置まで下がってボールを奪いインターセプト。攻守の切り替えとなるスイッチの役割にもなった。

デ・ヨングは今季リーガトップのパス数となる「2577」本を記録し、中盤のリンクマンとして大きな役割を担っている。それだけではなく、得点のチャンスでは最前線に飛び込み、決定機に関与する。また守備時では後方まで下がって守備をする。そういった献身的なプレイが現在のバルセロナの好調を維持している大きな要因だろう。彼がクーマン体制での最重要選手といっても過言ではないのかもしれない。

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