フェルナンジーニョの後釜問題はどうなる? カナリア軍団の“ハイブリッドプレイヤー”は選択肢の一つか

来夏の去就が話題となっているドウグラス・ルイス photo/Getty Images

アストン・ヴィラで出場機会を得ているドウグラス・ルイス

マンチェスター・シティを支えたセルヒオ・アグエロが今季限りでのクラブ退団を発表し、その後釜として新しいストライカーを獲得するのか、偽9番で来季を乗り切るのかと、複数の案がささやかれているが、本当に深刻なのはこちらなのかも知れない。フェルナンジーニョの退団問題である。

同選手もアグエロと同様に今季限りでの契約となっており、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはシーズン終了後に決定すると各メディアにコメントをしているが、来季が不透明となっている。そんなフェルナンジーニョの後釜として挙がっているのは、ボルシアMGのデニス・ザカリア、サッスオーロのマヌエル・ロカテッリ、そしてアストン・ヴィラのドウグラス・ルイスだ。

2017年にマンCと契約を交わしたルイスはすぐに渡英し、トップチームの練習に加わる予定であったが、労働許可が下りずスペイン・ジローナに期限付きでの移籍となった。

スペインで頭角を現すと、プレミアリーグのアストン・ヴィラが興味を示して獲得。初年度から出場機会を得ると、2年目となる今年は公式戦27試合に出場するチームの主力となっている。

彼の特長は豊富な運動量と中盤での素早いプレスを武器とするディフェンシブMFとしての能力を持ちながらも、視野が広い広範囲へのパスの供給といった攻撃でのうまさも兼ね備えているハイブリッドプレイヤーであることだ。

英『Manchester Evening News』によればマンCはルイスの買取条項をアストン・ヴィラと結んでおり、来夏での獲得の可能性があると報じている。

この報道通りであれば、フェルナンジーニョがチームを去ることになっても問題なさそうだ。プレミアの中堅での経験があり、十分に通用している。また、22歳と若くこれからに期待できるという点も獲得に向けてのポジティブな要素と言える。

この移籍が実現すれば確実に良い補強となるだろう。ドウグラス・ルイスの今後の動向に注目したい。

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